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2023/01/03 13:30

香港前場:ハンセン1.3%高で続伸、上海総合は0.6%上昇 無料記事

 年明け初商い3日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比258.83ポイント(1.31%)高の20040.24ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が83.64ポイント(1.25%)高の6788.58ポイントとそろって続伸した。売買代金は666億8400万香港ドルに拡大している(12月30日前場は462億590万香港ドル)。
 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国経済指標の大幅悪化を受け、「当局は景気テコ入れスタンスを強める」との見方が広がった。週末公表された12月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は47.0となり、市場予想(47.8)以上に前月(48.0)から低下している。人民元高の動きもプラス。3日の外国為替市場では、対米ドルのオフショア人民元が元高基調を強め、昨年8月の水準で推移している。人民元国際化の思惑が高まった。中国人民銀行(中央銀行)は12月30日、人民元の為替取引の時間を1月3日から延長すると発表。人民銀は声明文で、アジア、欧州、北米市場の取引時間帯をより多くカバーすることで、人民元建て資産の魅力を高める狙いと説明した。景況感悪化を嫌気した売りが先行し、ハンセン指数は一時2.4%安と急反落したものの、前引けにかけてプラスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、通信キャリア大手の中国聯通(762/HK)が8.7%高、マカオ・カジノの金沙中国(1928/HK)が6.2%高、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が6.1%高と上げが目立った。
 セクター別では、マカオ・カジノ銘柄が高い。上記した金沙中国のほか、美高梅中国HD(2282/HK)が10.9%、永利澳門(1128/HK)が8.2%、新濠国際発展(200/HK)が5.2%、銀河娯楽集団(27/HK)が4.2%ずつ上昇した。業績回復の期待が高まっている。マカオの昨年12月カジノ売上高は前年同月比で56%減少したものの、前月比では16%増加した。
 自動車セクターも急伸。理想汽車(2015/HK)が9.1%高、小鵬汽車(9868/HK)が6.6%高、蔚来集団(9866/HK)が5.8%高、比亜迪(BYD:1211/HK)が4.2%高で引けた。各社が公表した昨年12月の月次統計では、新車販売台数がそれぞれ前年同月比で大幅に増加している。そのほか、華晨中国汽車HD(1114/HK)が10.3%高。同社は12月30日引け後、合弁会社株の譲渡に伴う売却収入により、特別配当を実施する計画を明らかにした。
 発電や設備の電力セクターも物色される。中国電力国際発展(2380/HK)が12.7%高、華能国際電力(902/HK)が8.1%高、華潤電力HD(836/HK)が4.9%高、ハルビン電気(1133/HK)が12.1%高、東方電気(1072/HK)が4.8%高と値を上げた。
 半面、中国不動産セクターの一角はさえない。万科企業(2202/HK)が2.4%、碧桂園HD(2007/HK)が1.5%、合景泰富地産HD(1813/HK)が1.1%、龍湖集団HD(960/HK)が0.8%ずつ下落した。
 一方、本土マーケットも続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.56%高の3106.60ポイントで前場の取引を終了した。ハイテク株が高い。不動産株、医薬品株、インフラ関連株、自動車株、公益株、素材株、エネルギー株なども買われた。半面、金融株は安い。食品・酒造株、運輸株も売られた。


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