2023/05/08 13:31
香港前場:ハンセン0.8%高で3日続伸、上海総合は1.6%上昇
週明け8日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比149.78ポイント(0.75%)高の20199.09ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が62.69ポイント(0.92%)高の6860.44ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は577億4870万香港ドルとなっている(5日前場は579億1080万香港ドル)。
商品市況高が追い風となる流れ。5日のNY市場ではWTI原油先物が4.1%高と急反発し、ロンドン金属取引所(LME)ではアルミなど主要非鉄の先物価格が上昇した。香港市場でも関連銘柄に買いが先行している。また、中国経済対策の期待感が持続しているほか、米地銀を巡る金融不安が薄らいだこともプラスだ。ただ、上値は限定的。米中対立の警戒感が依然くすぶっている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、エネルギー関連の上げが目立つ。石油大手3社の中国海洋石油(883/HK)が4.9%高、中国石油化工(386/HK)が4.3%高、中国石油天然気(857/HK)が3.4%高で引けた。石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)も3.4%値を上げている。
非鉄セクターも高い。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.2%、中国宏橋集団(1378/HK)が2.7%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が2.1%、江西銅業(358/HK)が2.0%ずつ上昇した。
自動車セクターも物色される。小鵬汽車(9868/HK)が4.5%高、理想汽車(2015/HK)が4.4%高、長城汽車(2333/HK)が3.1%高、比亜迪(1211/HK)が2.3%高で前場取引を終えた。乗用車販売の伸びが好感される。4月の販売台数は前年同月比で58%増加し、4月25日時点の見通し(49.8%増)を上回った。
半面、レストランチェーンなど外食関連は安い。呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が9.7%、九毛九国際HD(9922/HK)が6.2%、海底撈国際HD(6862/HK)が4.3%、海倫司国際HD(9869/HK)が2.9%ずつ下落した。
中国不動産セクターもさえない。融創中国HD(1918/HK)が5.9%安、合景泰富地産HD(1813/HK)が3.3%安、碧桂園HD(2007/HK)が2.4%安と値を下げた。各社の4月営業実績では、融創中国の不動産販売が前年同月比で40%減少し、碧桂園は成約額が前年並みにとどまっている。
一方、本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.56%高の3386.59ポイントで前場取引を終了した。金融株が相場けん引。エネルギー株、素材株、インフラ関連株、ハイテク株、公益株、海運株なども買われた。半面、医薬品株は安い。不動産株、食品・酒造株も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
商品市況高が追い風となる流れ。5日のNY市場ではWTI原油先物が4.1%高と急反発し、ロンドン金属取引所(LME)ではアルミなど主要非鉄の先物価格が上昇した。香港市場でも関連銘柄に買いが先行している。また、中国経済対策の期待感が持続しているほか、米地銀を巡る金融不安が薄らいだこともプラスだ。ただ、上値は限定的。米中対立の警戒感が依然くすぶっている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、エネルギー関連の上げが目立つ。石油大手3社の中国海洋石油(883/HK)が4.9%高、中国石油化工(386/HK)が4.3%高、中国石油天然気(857/HK)が3.4%高で引けた。石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)も3.4%値を上げている。
非鉄セクターも高い。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.2%、中国宏橋集団(1378/HK)が2.7%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が2.1%、江西銅業(358/HK)が2.0%ずつ上昇した。
自動車セクターも物色される。小鵬汽車(9868/HK)が4.5%高、理想汽車(2015/HK)が4.4%高、長城汽車(2333/HK)が3.1%高、比亜迪(1211/HK)が2.3%高で前場取引を終えた。乗用車販売の伸びが好感される。4月の販売台数は前年同月比で58%増加し、4月25日時点の見通し(49.8%増)を上回った。
半面、レストランチェーンなど外食関連は安い。呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が9.7%、九毛九国際HD(9922/HK)が6.2%、海底撈国際HD(6862/HK)が4.3%、海倫司国際HD(9869/HK)が2.9%ずつ下落した。
中国不動産セクターもさえない。融創中国HD(1918/HK)が5.9%安、合景泰富地産HD(1813/HK)が3.3%安、碧桂園HD(2007/HK)が2.4%安と値を下げた。各社の4月営業実績では、融創中国の不動産販売が前年同月比で40%減少し、碧桂園は成約額が前年並みにとどまっている。
一方、本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.56%高の3386.59ポイントで前場取引を終了した。金融株が相場けん引。エネルギー株、素材株、インフラ関連株、ハイテク株、公益株、海運株なども買われた。半面、医薬品株は安い。不動産株、食品・酒造株も売られた。
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