21日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数が前日比13.67ポイント（0.41％）安の3353.36ポイントと3日続落している。
　米国の対中圧力が懸念される流れ。外電は21日、「5月19日に開催される主要7カ国首脳会議（G7サミット）前後にも、バイデン米大統領は米国企業による対中投資を制限する大統領令に署名する見通し」との消息筋情報を伝えた。米中の経済分断が進むと懸念されている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国景気の持ち直しや、当局の景気対策に対する期待感が相場を下支えしている。
　主要銘柄の値下がり率は、中国人寿保険（601628/SH）が2.3％、上海韋爾半導体（603501/SH）が2.1％、中国石油天然気（601857/SH）が1.8％、中国中鉄（601390/SH）が1.7％、中国郵政儲蓄銀行（601658/SH）が1.7％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.10ポイント（0.03％）高の295.50ポイント、深センB株指数が0.70ポイント（0.06％）安の1171.37ポイントで推移している。


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