2023/02/07 13:31
香港前場:ハンセン0.8%高で4日ぶり反発、上海総合は0.3%上昇
7日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比177.27ポイント(0.84%)高の21399.43ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が81.17ポイント(1.13%)高の7270.54ポイントとそろって4日ぶりに反発した。売買代金は558億8630万香港ドルに縮小している(6日前場は765億9840万香港ドル)。
自律反発狙いの買いが先行する流れ。ハンセン指数は前日まで急ピッチに下落し、足もとでは1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。中国の景気テコ入れスタンスも改めて意識される。湖北省の武漢市政府は6日、住宅購入制限の緩和を発表し、即日で実施した。その他の複数地区でも、制限が大幅に緩和されている。米金融緩和の期待後退や中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収が引き続き嫌気され、朝方は上値の重い場面がみられたものの、指数は前引けにかけて上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が14.4%高、中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が3.9%高、家電メーカー中国大手の海爾智家(6690/HK)が3.0%高と上げが目立った。百度はチャットボットの投入計画を表明。先行した米オープンAIのチャットボット「ChatGPT」が急成長していることもあり、百度の新サービスにも注目が集まった。
セクター別では、中国の不動産が高い。上記した龍湖集団のほか、旭輝(884/HK)が4.7%、合景泰富地産(1813/HK)が3.2%、碧桂園HD(2007/HK)が2.6%ずつ上昇した。
中国発電セクターもしっかり。華電国際電力(1071/HK)が6.6%高、華能国際電力(902/HK)が6.4%高、華潤電力HD(836/HK)が4.8%高、中国電力国際発展(2380/HK)が4.3%高で引けた。
農業関連セクターも物色される。化学肥料メーカーの中国心連心化肥(1866/HK)が3.6%高、肥料販売中国最大手の中化化肥HD(297/HK)が2.9%高、窒素系肥料メーカーの中海石油化学(3983/HK)が2.5%高、農機メーカー中国大手の第一トラクター(38/HK)が2.0%高で前場取引を終えた。
一方、本土マーケットは3日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.33%高の3249.32ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が高い。公益株、消費関連株、エネルギー株、金融株、インフラ関連株なども買われた。半面、医薬品株は安い。半導体株、空運株も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
自律反発狙いの買いが先行する流れ。ハンセン指数は前日まで急ピッチに下落し、足もとでは1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。中国の景気テコ入れスタンスも改めて意識される。湖北省の武漢市政府は6日、住宅購入制限の緩和を発表し、即日で実施した。その他の複数地区でも、制限が大幅に緩和されている。米金融緩和の期待後退や中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収が引き続き嫌気され、朝方は上値の重い場面がみられたものの、指数は前引けにかけて上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が14.4%高、中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が3.9%高、家電メーカー中国大手の海爾智家(6690/HK)が3.0%高と上げが目立った。百度はチャットボットの投入計画を表明。先行した米オープンAIのチャットボット「ChatGPT」が急成長していることもあり、百度の新サービスにも注目が集まった。
セクター別では、中国の不動産が高い。上記した龍湖集団のほか、旭輝(884/HK)が4.7%、合景泰富地産(1813/HK)が3.2%、碧桂園HD(2007/HK)が2.6%ずつ上昇した。
中国発電セクターもしっかり。華電国際電力(1071/HK)が6.6%高、華能国際電力(902/HK)が6.4%高、華潤電力HD(836/HK)が4.8%高、中国電力国際発展(2380/HK)が4.3%高で引けた。
農業関連セクターも物色される。化学肥料メーカーの中国心連心化肥(1866/HK)が3.6%高、肥料販売中国最大手の中化化肥HD(297/HK)が2.9%高、窒素系肥料メーカーの中海石油化学(3983/HK)が2.5%高、農機メーカー中国大手の第一トラクター(38/HK)が2.0%高で前場取引を終えた。
一方、本土マーケットは3日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.33%高の3249.32ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が高い。公益株、消費関連株、エネルギー株、金融株、インフラ関連株なども買われた。半面、医薬品株は安い。半導体株、空運株も売られた。
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