2023/02/06 13:21
香港前場:ハンセン2.3%安で3日続落、上海総合は1.0%下落
週明け6日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比500.22ポイント(2.31%)安の21160.25ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が218.08ポイント(2.95%)安の7168.94ポイントとそろって3日続落した。売買代金は765億9840万香港ドルとなっている(3日前場は717億8200万香港ドル)。
投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収や、米長期金利の上昇が嫌気されている。米国では、雇用統計の強い結果を受け、米連邦準備理事会(FRB)が早い時期に利上げを停止するとの見方が後退。米10年債利回りも急上昇している。金融政策で米国に追随しやすい香港でも、「利上げサイクル前倒し終了」の期待感が弱まった。米中関係の悪化も警戒。米軍は4日、米本土上空に飛来した中国の「大型気球」を撃墜した。中国外交部は5日、「民間の無人飛行船が米国に入ったのは不可抗力」だとし、「撃墜は無責任な行動」と強く非難している。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が6.6%安、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が6.0%安、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が5.8%安と下げが目立った。
セクター別では、非鉄が安い。中国宏橋集団(1378/HK)が5.7%新疆新キン鉱業(3833/HK)が5.5%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.3%、中国アルミ(2600/HK)が4.1%ずつ下落した。
新興EV(電気自動車)関連も急落。蔚来集団(9866/HK)が7.5%安、理想汽車(2015/HK)が4.7%安、小鵬汽車(9868/HK)が4.4%安、浙江零ホウ科技(9863/HK)が4.3%安で引けた。
中国不動産セクターもさえない。中国金茂HD(817/HK)が4.7%安、合景泰富集団HD(1813/HK)が4.6%安、龍湖集団HD(960/HK)が4.2%安、万科企業(2202/HK)が3.8%安で前場取引を終えた。
一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.01%安の3230.52ポイントで前場の取引を終了した。素材株が安い。不動産株、医薬品株、消費関連株、金融株、ハイテク株、インフラ関連株なども売られた。半面、公益株は高い。空運株も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収や、米長期金利の上昇が嫌気されている。米国では、雇用統計の強い結果を受け、米連邦準備理事会(FRB)が早い時期に利上げを停止するとの見方が後退。米10年債利回りも急上昇している。金融政策で米国に追随しやすい香港でも、「利上げサイクル前倒し終了」の期待感が弱まった。米中関係の悪化も警戒。米軍は4日、米本土上空に飛来した中国の「大型気球」を撃墜した。中国外交部は5日、「民間の無人飛行船が米国に入ったのは不可抗力」だとし、「撃墜は無責任な行動」と強く非難している。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が6.6%安、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が6.0%安、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が5.8%安と下げが目立った。
セクター別では、非鉄が安い。中国宏橋集団(1378/HK)が5.7%新疆新キン鉱業(3833/HK)が5.5%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.3%、中国アルミ(2600/HK)が4.1%ずつ下落した。
新興EV(電気自動車)関連も急落。蔚来集団(9866/HK)が7.5%安、理想汽車(2015/HK)が4.7%安、小鵬汽車(9868/HK)が4.4%安、浙江零ホウ科技(9863/HK)が4.3%安で引けた。
中国不動産セクターもさえない。中国金茂HD(817/HK)が4.7%安、合景泰富集団HD(1813/HK)が4.6%安、龍湖集団HD(960/HK)が4.2%安、万科企業(2202/HK)が3.8%安で前場取引を終えた。
一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.01%安の3230.52ポイントで前場の取引を終了した。素材株が安い。不動産株、医薬品株、消費関連株、金融株、ハイテク株、インフラ関連株なども売られた。半面、公益株は高い。空運株も買われた。
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