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2023/05/04 16:28

中国大引:上海総合0.8%高で3日続伸、金融株が相場をけん引 無料記事

 メーデー連休明け4日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比27.18ポイント(0.82%)高の3350.46ポイントと3日続伸した。
 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。景況感悪化を背景に、当局は景気対策を強める――との期待が広がっている。4月30日に公表された4月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)が節目の50を割り込んだことに続き、取引時間中に公表された民間集計の財新中国製造業PMIも50を割り込んだ。指数は安くスタートしたものの、程なくプラスに転じ、徐々に上昇の勢いを増している。(亜州リサーチ編集部)
 金融株が相場をけん引。中国銀行(601988/SH)が7.4%高、中国工商銀行(601398/SH)が4.9%高、中国農業銀行(601288/SH)が4.7%高、中国平安保険(601318/SH)が3.7%高、中国人寿保険(601628/SH)が3.0%高で引けた。
 発電株もしっかり。大唐国際発電(601991/SH)が4.8%高、国電電力発展(600795/SH)が4.1%高、華能国際電力(600011/SH)が2.9%高と値を上げた。
 医薬品株も高い。北京同仁堂(600085/SH)が7.8%、人福医薬集団(600079/SH)が3.0%、上海復星医薬集団(600196/SH)が2.9%ずつ上昇した。エネルギー株、不動産株、インフラ関連株、メディア・娯楽株なども買われている。
 半面、ITハイテク株はさえない。インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が5.8%、フィンテック大手の恒生電子(600570/SH)が5.3%、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が4.6%ずつ下落した。消費関連株、素材株、空運株、軍事関連株も売られている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.72ポイント(0.58%)安の292.65ポイント、深センB株指数が11.98ポイント(1.02%)高の1185.31ポイントで終了した。


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