28日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比9.83ポイント（0.31％）安の3206.84ポイントと3日続落している。
　米金利高が嫌気される流れ。昨夜の米債券市場では、経済指標の上振れで利上げ継続の見方が強まり、10年債利回りは一時節目の4.0％を突破している（前日は3.8％台）。外国為替市場で、人民元安・米ドル高が進んでいることもマイナス材料視された。中国人民銀行（中央銀行）は28日、人民元レートの対米ドル基準値を7営業日ぶりに元安方向で設定している。
　主要銘柄の値下がり率は、山西杏花村フェン酒（600809/SH）が2.2％、薬明康徳（603259/SH）が2.2％、富士康工業互聯網（601138/SH）が2.1％、紫金鉱業集団（601899/SH）が2.0％、中国太平洋保険（601601/SH）が1.4％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.34ポイント（0.12％）安の273.30ポイント、深センB株指数が1.04ポイント（0.09％）安の1201.34ポイントで推移している。


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