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2023/01/11 13:29

香港前場:ハンセン1.0%高で反発、上海総合は0.2%上昇 無料記事

11日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比218.09ポイント(1.02%)高の21549.55ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が81.28ポイント(1.12%)高の7344.91ポイントとそろって反発した。売買代金は789億2160万香港ドルとなっている(10日前場は729億8120万香港ドル)。
 米株高が好感される流れ。昨夜の米市場では、米金融引き締めの過度な警戒感が薄れる中、主要指標のNYダウは前日比0.6%高と反発した。中国リオープン(経済再開)の進展や、経済対策の期待感も支えとなっている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が5.9%高、保険事業で中国2位の中国平安保険(2318/HK)が4.8%高、石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)が4.3%高と上げが目立った。
 セクター別では、石炭が高い。上記した中国神華能源のほか、中国中煤能源(1898/HK)が4.8%、内蒙古伊泰煤炭(3948/HK)が4.6%、エン鉱能源集団(1171/HK)が2.1%ずつ上昇した。冬季の需要増が意識されたほか、燃料炭相場の高値推移や昨年後半の販売持ち直しなどを受け、業績の上積みも期待されている。
 医薬品・医療機器関連セクターも急伸。上述した薬明生物技術のほか、百済神州(6160/HK)が4.9%高、石薬集団(1093/HK)が3.5%高、微創医療科学(853/HK)が8.8%高、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が7.3%高で前場取引を終えた。
 半面、レストランチェーンなど外食関連はさえない。九毛九国際HD(9922/HK)が5.2%、海底撈国際HD(6862/HK)が3.7%、海倫司国際HD(9869/HK)が2.6%、呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が1.9%ずつ下落した。
 他の個別株動向では、不動産デベロッパーの雅居楽集団HD(3383/HK)が6.5%安。同社は11日、直近2カ月で3回目となる増資計画を発表した。
 一方、本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.20%高の3175.80ポイントで前場の取引を終了した。エネルギー株が高い。不動産株、医薬品株、公益株、銀行・保険株、素材株なども買われた。半面、ハイテク株は安い。消費関連株、空運株、証券株も売られた。



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