2023/02/15 13:29
香港前場:ハンセン1.3%安で4日続落、上海総合は0.3%下落
15日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比272.98ポイント(1.29%)安の20840.78ポイントと4日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も78.49ポイント(1.10%)安の7031.93ポイントと続落した。売買代金は579億6540万香港ドルに拡大している(14日前場は484億4090万香港ドル)。
外部環境の不透明感が嫌気される流れ。昨夜の米債券市場では、10年債利回りが2年債利回りを下回る逆イールド(景気後退の前兆とされる)が拡大した。米インフレ高止まりを受け、金融引き締めが長期化するとの見方も広がっている。中国景気の早期持ち直し期待などで指数はプラスでスタートしたものの、程なくマイナスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)が5.5%安、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)とコンテナ海運大手の東方海外(オリエント・オーバーシーズ:316/HK)がそろって3.9%安と下げが目立った。
セクター別では、管理サービスやデベロッパーの中国不動産が安い。上記した碧桂園服務のほか、融創服務HD(1516/HK)が3.7%、世茂服務HD(873/HK)が3.6%、合景泰富集団HD(1813/HK)が4.9%、富力地産(2777/HK)が3.8%、中国海外発展(688/HK)が3.5%ずつ下落した。
医療・医薬関連も売られる。阿里健康信息技術(241/HK)が3.2%安、平安健康医療科技(1833/HK)と京東健康(6618/HK)がそろって2.9%安、緑葉製薬集団(2186/HK)が8.5%安、翰森製薬集団(3692/HK)が2.6%安、中国生物製薬(1177/HK)が2.2%安で引けた。
中国発電セクターもさえない。華潤電力HD(836/HK)が3.4%安、中国電力国際発展(2380/HK)が3.1%安、華電国際電力(1071/HK)が2.9%安、華能国際電力(902/HK)が2.6%安と値を下げた。
一方、本土マーケットは3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.32%安の3282.61ポイントで取引を終了した。不動産株が安い。医薬品株、金融株、エネルギー株、食品・酒造株、公益株、運輸株なども売られた。半面、ハイテク株は高い。通信・メディア株、自動車株、軍事関連株の一角も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境の不透明感が嫌気される流れ。昨夜の米債券市場では、10年債利回りが2年債利回りを下回る逆イールド(景気後退の前兆とされる)が拡大した。米インフレ高止まりを受け、金融引き締めが長期化するとの見方も広がっている。中国景気の早期持ち直し期待などで指数はプラスでスタートしたものの、程なくマイナスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)が5.5%安、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)とコンテナ海運大手の東方海外(オリエント・オーバーシーズ:316/HK)がそろって3.9%安と下げが目立った。
セクター別では、管理サービスやデベロッパーの中国不動産が安い。上記した碧桂園服務のほか、融創服務HD(1516/HK)が3.7%、世茂服務HD(873/HK)が3.6%、合景泰富集団HD(1813/HK)が4.9%、富力地産(2777/HK)が3.8%、中国海外発展(688/HK)が3.5%ずつ下落した。
医療・医薬関連も売られる。阿里健康信息技術(241/HK)が3.2%安、平安健康医療科技(1833/HK)と京東健康(6618/HK)がそろって2.9%安、緑葉製薬集団(2186/HK)が8.5%安、翰森製薬集団(3692/HK)が2.6%安、中国生物製薬(1177/HK)が2.2%安で引けた。
中国発電セクターもさえない。華潤電力HD(836/HK)が3.4%安、中国電力国際発展(2380/HK)が3.1%安、華電国際電力(1071/HK)が2.9%安、華能国際電力(902/HK)が2.6%安と値を下げた。
一方、本土マーケットは3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.32%安の3282.61ポイントで取引を終了した。不動産株が安い。医薬品株、金融株、エネルギー株、食品・酒造株、公益株、運輸株なども売られた。半面、ハイテク株は高い。通信・メディア株、自動車株、軍事関連株の一角も買われた。
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