2023/04/28 13:49
香港前場:ハンセン0.9%高で3日続伸、上海総合は0.7%下落
28日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比172.95ポイント(0.87%)高の20013.23ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が71.56ポイント(1.07%)高の6746.96ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は487億2980万香港ドルと低調が続いている(27日前場は482億8910万香港ドル)。
米株高が好感される流れ。昨夜の米市場では、メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)の決算上振れを手がかりに、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が2.4%高と大幅続伸した。主要な中国企業の決算発表が続く香港でも、好業績銘柄を物色する動きが続いている。ただ、上値は限定的。中国PMIの発表(4月30日)やメーデー連休(香港市場は5月1日が休場、本土市場は1〜3日が休場)を前に、積極的な売買が手控えられている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、家電メーカー中国大手の海爾智家(6690/HK)が4.8%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が4.7%高、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が3.2%高と上げが目立った。海爾智家については、昨日引け後に公表した決算の上振れが材料視されている。
セクター別では、保険・証券が高い。中国人民保険集団(1339/HK)が3.7%、新華人寿保険(1336/HK)が3.6%、中国人寿保険(2628/HK)が1.9%、海通証券(6837/HK)が2.7%、中信建投証券(6066/HK)が2.4%高ずつ上昇した。これまでに公表された関連各社の四半期業績は総じて良好。中でも中国人民保険は、利益が3倍に拡大している。
オンラインゲーム関連もしっかり。心動(2400/HK)が4.4%高、中手遊科技集団(302/HK)が3.7%高、網易(9999/HK)が3.2%高、創夢天地科技HD(1119/HK)が1.6%高で引けた。
映画やカジノなど娯楽関連も物色される。アイマックス・チャイナHD(1970/HK)が4.4%高、阿里巴巴影業集団(1060/HK)が3.1%高、猫眼娯楽(1896/HK)が3.0%高、銀河娯楽集団(27/HK)が2.0%高、澳門博彩HD(880/HK)が1.8%高と値を上げた。
他の個別株動向では、鉄道会社の広深鉄路(525/HK)が14.5%高。同社の四半期決算では、純損益が前年同期の赤字から黒字に転換している。
半面、発電や設備の中国電力セクターはさえない。華潤電力HD(836/HK)が2.1%安、華能国際電力(902/HK)が1.0%安、ハルビン電気(1133/HK)が2.0%安、東方電気(1072/HK)が1.8%安で前場取引を終えた。
一方、本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.67%高の3307.80ポイントで前場取引を終了した。ハイテク株が高い。エネルギー株、金融株、食品・酒造株、医薬品株、不動産株、メディア・娯楽株なども買われた。半面、素材株は安い。公益株、自動車株も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米株高が好感される流れ。昨夜の米市場では、メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)の決算上振れを手がかりに、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が2.4%高と大幅続伸した。主要な中国企業の決算発表が続く香港でも、好業績銘柄を物色する動きが続いている。ただ、上値は限定的。中国PMIの発表(4月30日)やメーデー連休(香港市場は5月1日が休場、本土市場は1〜3日が休場)を前に、積極的な売買が手控えられている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、家電メーカー中国大手の海爾智家(6690/HK)が4.8%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が4.7%高、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が3.2%高と上げが目立った。海爾智家については、昨日引け後に公表した決算の上振れが材料視されている。
セクター別では、保険・証券が高い。中国人民保険集団(1339/HK)が3.7%、新華人寿保険(1336/HK)が3.6%、中国人寿保険(2628/HK)が1.9%、海通証券(6837/HK)が2.7%、中信建投証券(6066/HK)が2.4%高ずつ上昇した。これまでに公表された関連各社の四半期業績は総じて良好。中でも中国人民保険は、利益が3倍に拡大している。
オンラインゲーム関連もしっかり。心動(2400/HK)が4.4%高、中手遊科技集団(302/HK)が3.7%高、網易(9999/HK)が3.2%高、創夢天地科技HD(1119/HK)が1.6%高で引けた。
映画やカジノなど娯楽関連も物色される。アイマックス・チャイナHD(1970/HK)が4.4%高、阿里巴巴影業集団(1060/HK)が3.1%高、猫眼娯楽(1896/HK)が3.0%高、銀河娯楽集団(27/HK)が2.0%高、澳門博彩HD(880/HK)が1.8%高と値を上げた。
他の個別株動向では、鉄道会社の広深鉄路(525/HK)が14.5%高。同社の四半期決算では、純損益が前年同期の赤字から黒字に転換している。
半面、発電や設備の中国電力セクターはさえない。華潤電力HD(836/HK)が2.1%安、華能国際電力(902/HK)が1.0%安、ハルビン電気(1133/HK)が2.0%安、東方電気(1072/HK)が1.8%安で前場取引を終えた。
一方、本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.67%高の3307.80ポイントで前場取引を終了した。ハイテク株が高い。エネルギー株、金融株、食品・酒造株、医薬品株、不動産株、メディア・娯楽株なども買われた。半面、素材株は安い。公益株、自動車株も売られた。
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