7日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時37分現在、主要指標の上海総合指数が前日比3.63ポイント（0.11％）高の3325.66ポイントと反発している。
　中国景気の早期持ち直しが期待される流れ。国家発展改革委員会の趙辰キン副主任は6日の記者会見で、足もとの中国経済は安定しつつあり、長期的な改善基調に変化はないと述べた。また、5日に開幕した全国人民代表大会（全人代、国会に相当）では、内需拡大を優先し、インフラ投資や消費刺激などの支援策を進める方針が示されている。ただ、上値は重い。中国経済動向を見極めたいとするスタンスが強まっている。中国では来週にかけて、重要経済指標が相次いで発表される予定だ。きょう7日は今年1〜2月の貿易統計が公表される。
　主要銘柄の値上がり率は、中国石油化工（600028/SH）が2.4％、中国石油天然気（601857/SH）が1.6％、中信銀行（601998/SH）が1.6％、中国神華能源（601088/SH）が1.3％、薬明康徳（603259/SH）が1.3％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.05ポイント（0.02％）安の297.17ポイント、深センB株指数が1.97ポイント（0.16％）高の1229.15ポイントで推移している。


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