週明け13日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比23.49ポイント（0.72％）高の3284.16ポイントと反発した。
　経済指標の改善が好感される流れ。10日引け後に発表された1月の中国金融統計では、国内金融機関の新規融資が市場予想を大幅に上回り、マネーサプライ（通貨供給量）M2の伸び率も上振れている。中国景気の持ち直しが改めて意識されるなか、指数は上げ幅を徐々に広げた。(亜州リサーチ編集部)
　業種別では、消費関連の上げが目立つ。家庭用品の喜臨門家具（603008/SH）が6.5％高、自動車の北汽福田汽車（600166/SH）が4.8％高、酒造の貴州茅台酒（600519/SH）が2.6％高、家電の海爾智家（600690/SH）が2.1％高、免税店の中国旅遊集団中免（601888/SH）が1.8％高、食品の仏山市海天調味食品（603288/SH）が1.5％高で引けた。
　旅行関連株も高い。エアラインの中国南方航空（600029/SH）が6.1％、ホテルの北京首旅酒店（600258/SH）が4.2％、空港の広州白雲国際機場（600004/SZ）が3.1％、ツアー業者の中青旅HD（600138/SH）が2.8％ずつ上昇した。
　ゼネコンや建機、素材などインフラ建設関連株も物色される。中国交通建設（601800/SH）が2.3％高、四川路橋建設集団（600039/SH）が1.3％高、三一重工（600031/SH）がストップ（10.0％）高、陝西建設機械（600984/SH）が7.6％高、華新水泥（600801/SH）が4.9％高、南京鋼鉄（600282/SH）が3.9％高で取引を終えた。ハイテク株、医薬品株、保険・証券株、メディア・娯楽株なども買われている。
　半面、銀行株はさえない。興業銀行（601166/SH）が1.4％、招商銀行（600036/SH）が1.2％、江蘇銀行（600919/SH）が1.1％ずつ下落した。不動産株、公益株、石炭株も売られている。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.34ポイント（0.45％）高の296.87ポイント、深センB株指数が11.21ポイント（0.91％）高の1241.35ポイントで終了した。



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