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2023/01/12 13:22

香港前場:ハンセン0.3%安で反落、上海総合は0.2%下落 無料記事

12日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比70.62ポイント(0.33%)安の21365.43ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が39.39ポイント(0.54%)安の7271.53ポイントとそろって反落した。売買代金は936億7510万香港ドルに拡大している(11日前場は789億2160万香港ドル)。
 米物価動向が気がかり材料として意識される流れ。米国では今夜(日本時間22時半ごろ)、昨年12月の消費者物価指数(CPI)が公表される。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策に大きな影響を与えるだけに、その内容を見極めたいとするスタンスも高まった。原油や非鉄の市況高などを手がかりに、指数は小高くスタートしたものの、上値は重く、前引けにかけてマイナスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
 中国ネット株の下げが目立つ。ハンセン科技(テック)指数は1.9%安と他の指数をアンダーパフォームしている。快手科技(1024/HK)が4.6%安、騰訊HD(700/HK)が3.5%安、阿里巴巴集団HD(9988/HK)が3.2%安と値を下げた。
 中国不動産セクターも安い。合景泰富地産HD(1813/HK)が3.9%、龍湖地産(960/HK)が3.7%、中国金茂HD(817/HK)が2.7%、旭輝HD(884/HK)が2.5%ずつ下落した。
 レストランチェーンなど飲食関連も売られる。海倫司国際HD(9869/HK)が3.2%安、海底撈国際HD(6862/HK)が3.1%安、九毛九国際HD(9922/HK)が2.8%安、奈雪的茶HD(2150/HK)が1.9%安で引けた。
 ツアー会社やエアライン、カジノなどレジャー関連もさえない。東瀛遊HD(6882/HK)が4.5%安、携程集団(9961/HK)が2.2%安、中国東方航空(670/HK)が1.5%安、中国南方航空(1055/HK)が1.3%安、金沙中国(1928/HK)が2.1%安、銀河娯楽集団(27/HK)が1.2%安で前場取引を終えた。
 半面、石油や非鉄の銘柄群は物色される。中国石油天然気(857/HK)が4.2%、中海油田服務(2883/HK)が3.7%、中国海洋石油(883/HK)が2.2%、江西銅業(358/HK)が2.4%、中国宏橋集団(1378/HK)が1.6%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が1.0%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.23%安の3154.71ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が安い。金融株、医薬品株、食品・酒造株、素材株、運輸株、公益株なども売られた。半面、エネルギー株は高い。半導体株、自動車株、軍事関連株も買われた。



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