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2023/01/04 13:27

香港前場:ハンセン2.3%高で3日続伸、上海総合は0.3%上昇 無料記事

 4日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比462.92ポイント(2.30%)高の20608.21ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が167.98ポイント(2.46%)高の7001.96ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は741億4680万香港ドルとなっている(3日前場は666億8400万香港ドル)。
 中国経済対策の期待感が持続する流れ。12月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)が大幅に下振れたことを受け、当局は景気テコ入れスタンスを強めるとの観測が広がっている。中国リオープン(経済再開)の進展もプラス。香港と中国本土に往来再開について、4日にも詳細が発表されると伝わった。新型コロナウイルスを巡っては、防疫措置の緩和以降、感染者が爆発的に増加したものの、「感染拡大はピークを打った」との見方もある。当局の発表によれば、広州では発熱外来の患者数が昨年12月23日以降に減少。首都・北京を含む中国の大都市では、感染拡大ペースが鈍化し、人出が回復傾向を示している。専門家によると、北京や上海、重慶などでも感染拡大の波が収束に向かいつつあるという。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、本土不動産の上げが目立つ。碧桂園服務HD(6098/HK)が10.2%高、龍湖集団HD(960/HK)が9.5%高、碧桂園HD(2007/HK)が5.9%高、中国海外発展(688/HK)が4.5%高で引けた。
 中国ネット株も高い。阿里巴巴集団HD(9988/HK)が8.1%、ビリビリ(9626/HK)が7.9%、百度集団(9888/HK)が6.3%ずつ上昇した。ハンセン科技(テック)指数は3.4%高と他の指数をアウトパフォームしている。
 教育サービスの銘柄群も急伸。中国教育集団HD(839/HK)が8.3%高、中国東方教育HD(667/HK)が7.3%高、希望教育集団(1765/HK)が7.0%高、民生教育集団(1569/HK)が6.0%高と値を上げた。
 医療サービスの銘柄群も物色される。阿里健康信息技術(241/HK)が9.6%高、平安健康医療科技(1833/HK)と医渡科技(2158/HK)がそろって6.1%高、京東健康(6618/HK)が4.9%高で前場取引を終えた。
 半面、新興EV(電気自動車)関連は安い。蔚来集団(9866/HK)が4.9%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が3.2%、理想汽車(2015/HK)が3.1%、小鵬汽車(9868/HK)が2.1%ずつ下落した。
 一方、本土マーケットも3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.32%高の3126.52ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が高い。金融株、医薬品株、素材株、空運株、メディア・娯楽株なども買われた。半面、エネルギー株は安い。ハイテク株、公益株、食品・酒造株も売られた。



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