11日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比1.79ポイント（0.06％）高の3171.30ポイントと反発している。
　中国リオープン（経済再開）の進展が改めて材料視される流れ。新型コロナウイルス感染を巡っては、主要都市ですでにピークを迎えたと伝えられている。過度な景気懸念も薄らぐ。世界銀行が10日に公表した報告書では、中国の2023年実質成長率見通しは4.3％（6月時点は5.2％）にとどまるとしたが、24年は5.0％となり、22年からは回復すると見込んだ（22年1〜9月成長率は3.0％）。
　主要銘柄の値上がり率は、江蘇長電科技（600584/SH）が4.6％、中遠海運能源運輸（600026/SH）が2.5％、紫金鉱業集団（601899/SH）が2.2％、洛陽モリブデン（603993/SH）が1.7％、エン鉱能源（600188/SH）が1.4％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.07ポイント（0.02％）高の288.06ポイント、深センB株指数が0.92ポイント（0.08％）安の1191.24ポイントで推移している。


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