28日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比9.85ポイント（0.31％）安の3179.60ポイントと反落している。
　欧米の金融引き締め長期化が警戒される流れ。欧州中央銀行（ECB）総裁は27日、「ユーロ圏のインフレ率は高すぎ」との認識を示し、利上げ継続を示唆した。堅調な米経済指標が相次ぐ中、米連邦準備理事会（FRB）は7月にも利上げを再開するとの見方も強まっている。米国の対中圧力も不安視。外電は27日、人工知能（AI）用高性能半導体チップの輸出を巡り、米バイデン政権が新たな対中規制を検討しているもよう――と報じた。
　主要銘柄の値下がり率は、富士康工業互聯網（601138/SH）が6.0％、曙光信息産業（603019/SH）が3.2％、中国石油天然気（601857/SH）が3.1％、中国中材国際工程（600970/SH）が2.1％、中国移動（600941/SH）が1.1％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.08ポイント（0.03％）高の267.67ポイント、深センB株指数が0.62ポイント（0.05％）高の1133.99ポイントで推移している。


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