2022/12/13 17:34
香港大引:ハンセン0.7%高で反発、香港・マカオ銘柄が相場けん引
13日の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比132.57ポイント(0.68%)高の19596.20ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が26.55ポイント(0.40%)高の6654.85ポイントとそろって反発した。売買代金は1240億8820万香港ドルに縮小している(12日は1587億5140万香港ドル)。
経済活動正常化に向けた動きが材料視される流れ。来年1月末の春節(旧正月)前、早ければ1月9日にも中国本土と香港・マカオ間の隔離なし往来が再開される可能性があると報じられた。中国経済対策の期待感も支え。翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」は今週15日にも開催されるなどと伝わった。積極的な財政・金融政策が打ち出される――との観測が流れている。ただ、上値は重い。新型コロナウイルス防疫措置緩和により、北京など北方都市では感染者が急増していると伝わったことがネガティブ材料だ。また、11月米消費者物価指数(CPI)の発表を控え(日本時間13日午後10時半)、米インフレ動向を見極めたいとするスタンスも投資家の様子見につながっている。(亜州リサーチ編集部)
香港・マカオ銘柄が相場をけん引。ハンセン指数の構成銘柄では、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が7.1%高、新鴻基地産発展(16/HK)が5.4%高、金沙中国(1928/HK)が4.3%高、銀河娯楽集団(27/HK)が2.4%高と上げが目立った。
香港拠点の小売関連も物色される。莎莎国際HD(178/HK)が14.2%高、CEC国際HD(759/HK)が9.5%高、優品360HD(2360/HK)が6.5%高、周大福珠宝集団(1929/HK)が3.1%高と値を上げた。
外食関連も高い。呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が7.8%、海倫司国際HD(9869/HK)が7.5%、奈雪的茶HD(2150/HK)が6.7%、海底撈国際HD(6862/HK)が2.9%ずつ上昇した。
海運セクターもしっかり。中遠海運能源運輸(1138/HK)が5.9%高、海豊国際HD(1308/HK)が5.2%高、東方海外(316/HK)が2.6%高、太平洋航運集団(2343/HK)が2.4%高で取引を終えた。
半面、中国不動産セクターは安い。広州富力地産(2777/HK)が11.5%、合景泰富地産(1813/HK)が4.5%、碧桂園HD(2007/HK)が4.1%、雅居楽集団HD(3383/HK)が2.7%ずつ下落した。広州富力地産に関しては、共同創業者の張力氏が11月末にロンドン警察に贈賄容疑で逮捕された――などと報じられたことも嫌気されている。
一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.09%安の3176.33ポイントで取引を終了した。ITハイテク株が安い。医薬品株、自動車株、インフラ関連株、証券株なども売られた。半面、不動産株は高い。銀行・保険株、公益株、エネルギー株、空運株、酒造株、素材株も買われた。
経済活動正常化に向けた動きが材料視される流れ。来年1月末の春節(旧正月)前、早ければ1月9日にも中国本土と香港・マカオ間の隔離なし往来が再開される可能性があると報じられた。中国経済対策の期待感も支え。翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」は今週15日にも開催されるなどと伝わった。積極的な財政・金融政策が打ち出される――との観測が流れている。ただ、上値は重い。新型コロナウイルス防疫措置緩和により、北京など北方都市では感染者が急増していると伝わったことがネガティブ材料だ。また、11月米消費者物価指数(CPI)の発表を控え(日本時間13日午後10時半)、米インフレ動向を見極めたいとするスタンスも投資家の様子見につながっている。(亜州リサーチ編集部)
香港・マカオ銘柄が相場をけん引。ハンセン指数の構成銘柄では、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が7.1%高、新鴻基地産発展(16/HK)が5.4%高、金沙中国(1928/HK)が4.3%高、銀河娯楽集団(27/HK)が2.4%高と上げが目立った。
香港拠点の小売関連も物色される。莎莎国際HD(178/HK)が14.2%高、CEC国際HD(759/HK)が9.5%高、優品360HD(2360/HK)が6.5%高、周大福珠宝集団(1929/HK)が3.1%高と値を上げた。
外食関連も高い。呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が7.8%、海倫司国際HD(9869/HK)が7.5%、奈雪的茶HD(2150/HK)が6.7%、海底撈国際HD(6862/HK)が2.9%ずつ上昇した。
海運セクターもしっかり。中遠海運能源運輸(1138/HK)が5.9%高、海豊国際HD(1308/HK)が5.2%高、東方海外(316/HK)が2.6%高、太平洋航運集団(2343/HK)が2.4%高で取引を終えた。
半面、中国不動産セクターは安い。広州富力地産(2777/HK)が11.5%、合景泰富地産(1813/HK)が4.5%、碧桂園HD(2007/HK)が4.1%、雅居楽集団HD(3383/HK)が2.7%ずつ下落した。広州富力地産に関しては、共同創業者の張力氏が11月末にロンドン警察に贈賄容疑で逮捕された――などと報じられたことも嫌気されている。
一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.09%安の3176.33ポイントで取引を終了した。ITハイテク株が安い。医薬品株、自動車株、インフラ関連株、証券株なども売られた。半面、不動産株は高い。銀行・保険株、公益株、エネルギー株、空運株、酒造株、素材株も買われた。