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2023/02/01 16:28

中国大引:上海総合0.9%高で反発、素材株に買い 無料記事

 1日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比29.25ポイント(0.90%)高の3284.92ポイントと反発した。昨年8月17日以来、約5カ月半ぶりの高値水準を回復している。
 投資家のリスク選好が高まる流れ。米金融引き締めの警戒感後退、中国景気の持ち直しも改めて意識されている。1月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は50.1となり、景況判断の境目となる50を4カ月ぶりに上回った。また、国際通貨基金(IMF)は31日、最新の世界経済見通し(WEO)を公表し、うち中国については、23年の成長率を5.2%(前回4.4%)に上方修正している。指数は引けにかけて上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、非鉄やレアアース、鉄鋼など素材の上げが目立つ。洛陽モリブデン(603993/SH)が6.0%高、中国アルミ(601600/SH)が4.7%高、中国北方稀土(600111/SH)が6.1%高、広晟有色金属(600259/SH)が5.6%高、八一鋼鉄(600581/SH)が4.4%高、宝山鋼鉄(600019/SH)が1.9%高で引けた。
 ハイテク株も高い。液晶パネルメーカーの南京中電熊猫信息産業集団(600775/SH)が6.3%、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が3.8%、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が3.4%、通信インフラ設備メーカー大唐電信科技(600198/SH)が3.1%ずつ上昇した。
 医薬品株もしっかり。浙江医薬(600216/SH)が2.3%高、華北製薬(600812/SH)が2.1%高、上海医薬集団(601607/SH)が2.0%高で取引を終えた。
 自動車株、インフラ関連株、公益株、エネルギー株、証券株、海運株、不動産株なども買われている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.06ポイント(0.02%)高の299.61ポイント、深センB株指数が14.08ポイント(1.17%)高の1220.06ポイントで終了した。




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