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2023/05/11 11:00

本土株:上海総合は0.1%安で続落、深センB株も0.1%安 無料記事

 11日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時36分現在、主要指標の上海総合指数が前日比1.81ポイント(0.05%)安の3317.34ポイントと小幅ながら3日続落している。
 中国景気の先行き不安が強まる流れ。寄り付き直後に発表された4月の中国物価統計を受け、経済活動の縮小が連想された。消費者物価指数(CPI)が前年同月比プラス0.1%にとどまり、上昇率は市場予想(0.3%)と前月実績(0.7%)を下回っている。生産者物価指数(PPI)はマイナス3.6%となり、下落率は前月実績(マイナス2.5%)と市場予想(マイナス3.3%)を上回った。これより先に公表された4月の中国貿易統計では、人民元建て輸入が0.8%減少し、3月の6.1%増からマイナス成長に転落。内需の弱さが指摘されている。ただ、下値は限定的。景気対策期待も根強い状況だ。
 主要銘柄の値下がり率は、長城汽車(601633/SH)が2.4%、中国銀行(601988/SH)が1.9%、中国電信(601728/SH)が1.9%、紫金鉱業集団(601899/SH)が1.4%、中国神華能源(601088/SH)が1.2%など。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.05ポイント(0.02%)安の292.47ポイント、深センB株指数が0.79ポイント(0.07%)安の1193.85ポイントで推移している。


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