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2022/12/09 11:05

本土株:上海総合は0.2%高で反発、深センB株も0.2%高 無料記事

 9日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時40分現在、主要指標の上海総合指数が前日比4.67ポイント(0.15%)高の3202.02ポイントと3日ぶりに反発している。
 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国で来週15日にも、翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」が始まるもよう――と伝わった。報道によれば、不動産を巡る政策スタンスが一段と軟化する可能性があるという。中国リオープン(経済再開)の進展も材料視された。中国本土で新型コロナウイルスの新規感染者数は、7日まで10日連続で減少。当局がコロナ防疫措置の緩和方針を打ち出したこともあり、各地で行動抑制などの措置が解除されつつある。コロナ対策を巡っては、李克強・首相が「措置の緩和により、中国経済の成長は続く」と述べた。
 なお、寄り付き直後に公表された11月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比プラス1.6%となり、市場予想(1.6%)に一致。生産者物価指数(PPI)はマイナス1.3%となり、予想(マイナス1.5%)ほど鈍化しなかった。
 主要銘柄の値上がり率は、新城控股集団(601155/SH)が3.3%、北京同仁堂(600085/SH)が2.9%、招商銀行(600036/SH)が2.6%、保利地産(600048/SH)が1.7%、海爾智家(600690/SH)が1.5%など。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.42ポイント(0.15%)安の289.73ポイント、深センB株指数が1.68ポイント(0.15%)高の1155.30ポイントで推移している。


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