2023/06/19 13:24
香港前場:ハンセン1.6%安で3日ぶり反落、上海総合は0.5%下落
週明け19日前場の香港マーケットは、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比314.22ポイント(1.57%)安の19726.15ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が124.51ポイント(1.82%)安の6708.49ポイントとそろって3日ぶりに反落した。売買代金は535億3130万香港ドルとなっている(16日前場は621億7850万香港ドル)。
米株安を嫌気した売りが先行する流れ。先週末の米株市場では、高値警戒感や米金融引き締め長期化懸念などで、主要株価指数がそろって反落した。香港市場でも売り圧力が意識される。ハンセン指数は先週、このところの急ピッチな上昇で、5月8日以来約5週ぶりに20000ポイントの大台を回復していた。中国景気の先行き不安もくすぶる。5月の経済指標が総じて弱い内容となるなか、証券ブローカー各社が中国の2024年経済成長見通しをそろって引き下げた。他方、中国国務院(内閣に相当)は16日の常務会議で、経済の持続的な回復に向け、より有効な措置を講じる方針を確認。経済対策に対する期待感は高まるものの、具体的な内容を見極めたいとするムードも広がっている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が5.9%安、中国スポーツ用品大手の李寧(2331/HK)が5.2%安、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が5.0%安と下げが目立った。
セクター別では、中国の不動産が安い。上記した碧桂園のほか、雅居楽集団HD(3383/HK)が6.1%、中国金茂HD(817/HK)が5.4%、合景泰富地産HD(1813/HK)が4.8%、融創中国HD(1918/HK)が4.5%ずつ下落した。
スポーツ用品や家電、小売など消費関連セクターもさえない。前記した李寧のほか、安踏体育用品(2020/HK)が5.0%安、創維集団(751/HK)と海爾智家(6690/HK)がそろって2.6%安、高キン零售(6808/HK)が4.8%安と値を下げた。
中国のネット関連も売られる。百度(9888/HK)が4.3%安、阿里巴巴集団HD(9988/HK)が3.8%安、美団(3690/HK)が3.6%安、騰訊HD(700/HK)が3.3%安で引けた。ハンセン科技(テック)指数は2.6%安と他の指数をアンダーパフォームしている。
一方、本土マーケットも3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.54%安の3255.69ポイントで前場取引を終了した。不動産株が安い。金融株、食品・酒造株、素材株、エネルギー株、医薬品株なども売られた。半面、ハイテク株は安い。自動車株、軍事関連株も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米株安を嫌気した売りが先行する流れ。先週末の米株市場では、高値警戒感や米金融引き締め長期化懸念などで、主要株価指数がそろって反落した。香港市場でも売り圧力が意識される。ハンセン指数は先週、このところの急ピッチな上昇で、5月8日以来約5週ぶりに20000ポイントの大台を回復していた。中国景気の先行き不安もくすぶる。5月の経済指標が総じて弱い内容となるなか、証券ブローカー各社が中国の2024年経済成長見通しをそろって引き下げた。他方、中国国務院(内閣に相当)は16日の常務会議で、経済の持続的な回復に向け、より有効な措置を講じる方針を確認。経済対策に対する期待感は高まるものの、具体的な内容を見極めたいとするムードも広がっている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が5.9%安、中国スポーツ用品大手の李寧(2331/HK)が5.2%安、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が5.0%安と下げが目立った。
セクター別では、中国の不動産が安い。上記した碧桂園のほか、雅居楽集団HD(3383/HK)が6.1%、中国金茂HD(817/HK)が5.4%、合景泰富地産HD(1813/HK)が4.8%、融創中国HD(1918/HK)が4.5%ずつ下落した。
スポーツ用品や家電、小売など消費関連セクターもさえない。前記した李寧のほか、安踏体育用品(2020/HK)が5.0%安、創維集団(751/HK)と海爾智家(6690/HK)がそろって2.6%安、高キン零售(6808/HK)が4.8%安と値を下げた。
中国のネット関連も売られる。百度(9888/HK)が4.3%安、阿里巴巴集団HD(9988/HK)が3.8%安、美団(3690/HK)が3.6%安、騰訊HD(700/HK)が3.3%安で引けた。ハンセン科技(テック)指数は2.6%安と他の指数をアンダーパフォームしている。
一方、本土マーケットも3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.54%安の3255.69ポイントで前場取引を終了した。不動産株が安い。金融株、食品・酒造株、素材株、エネルギー株、医薬品株なども売られた。半面、ハイテク株は安い。自動車株、軍事関連株も売られた。
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