ハンセン指数 　 　 　　　　　19790.77 +46.98 +0.24％
中国本土株指数（旧H株指数） 6728.16 +33.05 +0.49％
H科技（テック）指数 　　　　　3916.78 +53.93 +1.35％

　12日の香港マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標のハンセン指数が4日ぶりに反発している。企業業績の改善が投資家心理を上向かせる流れ。中国電子商取引（Eコマース）大手の京東集団（JDドットコム：9618/HK、JD/NASDAQ）は昨日引け後に1〜3月期決算を発表し、純損益が黒字に転換したことを明らかにした。昨夜の米株市場では、同社のADR（米国預託証券）が7.2％高と急伸し、中国企業のADRで構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数（HXC）は3.8％上昇している。ただ、上値は重い。中国景気の先行き不安がくすぶっている。昨日引け後に報告された4月の金融統計では、国内金融機関の新規融資が市場予想を大きく下回り、マネーサプライ（通貨供給量）M2の伸びも予想を下回った。
　主要銘柄の値上がり率は、上記した京東集団が7.0％、百度集団(バイドゥ：9888/HK)が3.7％、中芯国際集成電路製造(SMIC：981/HK)が3.5％、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング：9988/HK)が3.1％、美団(メイトゥアン：3690/HK)が3.0％など。


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