ハンセン指数 　 　 　　　　　20620.95 -98.86 -0.48％
中国本土株指数（旧H株指数） 6952.27 -39.00 -0.56％
H科技（テック）指数 　　　　　4227.52 -30.11 -0.71％

　週明け20日の香港マーケットは、日本時間の午前10時39分現在、主要指標のハンセン指数が続落している。米中対立の警戒感が重しとなる流れ。米国防総省の中国担当高官が先週、台湾を訪問したうえ、台湾当局者は20日の週に訪米し、米ホワイトハウス高官と非公式会談に臨む模様だ。また、ブリンケン米国務長官と王毅・中国外交部長は18日、「ミュンヘン安全保障会議」にあわせて会談し、「気球問題」などについて協議したが、双方は非難を応酬するだけで、両国関係の改善には至っていない。
　ただ、下値は限定的。中国人民銀行（中央銀行）の資金供給スタンスが好感される中、指数はプラス圏に浮上する場面もあった。人民銀は20日、リバースレポ取引により、満期分との差引で2240億人民元を市中供給した。なお、朝方公表された2月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート（LPR）」に関しては、予想通り1年物（前月は3.65％）と5年物（同4.30％）がそれぞれ前月（1月）と同水準に続き据え置かれた。
　主要銘柄の値下がり率は、金沙中国(サンズ・チャイナ：1928/HK)が4.4％、比亜迪(BYD：1211/HK)が2.5％、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント：27/HK)が2.5％、李寧(リーニン：2331/HK)が2.4％、吉利汽車HD(ジーリー・オートモービル・ホールディングス：175/HK)が2.1％など。


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