ハンセン指数 　 　 　　　　　19887.48 　+58.56 +0.30％
中国本土株指数（旧H株指数） 6790.63 　+18.02 +0.27％
H科技（テック）指数 　　　　　4201.52 　 +3.20 +0.08％

　16日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が続伸している。内外環境の改善が相場を支える流れ。米国では、景気減速とインフレ高進の警戒感が薄らいでいる。中国では金融当局の緩和スタンスが好材料だ。15日公表された今月の中期貸出ファシリティ（MLF）金利については、10カ月ぶりに引き下げ。20日公表の最優遇貸出金利「ローンプライムレート（LPR）」に関しても、引き下げ観測が浮上している。また、中国政府が景気刺激に向け、大規模なインフラ投資や住宅購入規制の緩和を検討しているもよう――との消息筋情報が伝わったこともプラスだ。ただ、ハンセン指数は前日に急伸し、約1カ月ぶりの高値水準を回復したとあって、上値は重い。中国の政策動向を見極めたいとするムードも漂った。
　主要銘柄の値上がり率は、紫金鉱業集団(ヅージン・マイニング・グループ：2899/HK)が2.2％、中国石油天然気(ペトロチャイナ：857/HK)が1.9％、創科実業(テクトロニック・インダストリーズ：669/HK)が1.7％、信義光能HD(シンイ・ソーラー・ホールディングス：968/HK)が1.5％、聯想集団(レノボ・グループ：992/HK)が1.4％など。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。