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2022/12/06 13:43

香港前場:ハンセン0.9%安で反落、上海総合は0.1%下落 無料記事

 6日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比181.50ポイント(0.93%)安の19336.79ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が91.51ポイント(1.36%)安の6614.78ポイントとそろって反落した。売買代金は934億8420万香港ドルに縮小している(5日前場は1204億1290万香港ドル)。
 外部環境の不透明感が嫌気される流れ。強い米経済指標の結果が相次ぐ中、米金融当局は利上げを長期に継続するとの観測が広がっている。昨夜の米株は安く引けた。また、香港の各指数は前日急伸し、ハンセン指数は約3カ月ぶりの高値水準を回復しただけに、売り圧力も意識されている。ただ、下値は限定的。中国リオープン(経済再開)の期待は根強く、関連銘柄を物色する動きは続いている。国内では新型コロナウイルスの新規感染者数が減少しつつあり、防疫措置も緩和される状況だ。また、早ければ来年1月にも、新型コロナの感染症分類を引き下げる可能性があるとも伝わっている。(亜州リサーチ編集部)
 「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行。ハンセン科技(テック)指数は1.9%安と他の指数をアンダーフォームした。個別では、医療アプリの平安健康医療科技(1833/HK)が10.0%安、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が8.3%安、動画配信プラットフォーム中国大手のビリビリ(9626/HK)が2.6%安、とそろって反落している。前日は平安健康医療科技が37.9%高と急騰するなど、そろって二けた上昇していた。
 医薬品セクターも安い。百済神州(6160/HK)が8.8%、石薬集団(1093/HK)が8.3%、康希諾生物(6185/HK)が6.0%、上海復星医薬集団(2196/HK)が4.3%ずつ下落した。
 デベロッパーや管理サービスの中国不動産セクターもさえない。龍湖集団HD(960/HK)が5.6%安、碧桂園HD(2007/HK)が3.5%安、華潤置地(1109/HK)が2.4%安、雅居楽雅生活服務(3319/HK)が3.7%安、保利物業発展(6049/HK)が3.1%安で引けた。
 半面、マカオのカジノ銘柄はしっかり。美高梅中国HD(2282/HK)が3.7%高、永利澳門(1128/HK)が3.2%高、新濠国際発展(200/HK)が2.7%高、金沙中国(サ928/HK)が1.4%高で前場取引を終えた。
 一方、本土マーケットも反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.08%安の3209.27ポイントで前場の取引を終了した。金融株が安い。エネルギー株、公益株、医薬品株、不動産株、インフラ関連株なども売られた。半面、消費関連株は高い。ハイテク株、素材株も買われた。



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