29日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比9.12ポイント（0.29％）安の3180.26ポイントと続落している。
　人民元安の動きが不安視される流れ。足元の外国為替市場で、対米ドルでの人民元安が続いている。国有銀行による買い支え観測を受けて27日には一時元高に振れたものの、翌28日には再びその上昇分を帳消しにする動きとなった。29日朝方も弱含みで推移している。資金流出が警戒される状況だ。
　主要銘柄の値下がり率は、中国太平洋保険（601601/SH）が4.8％、中国南方航空（600029/SH）が1.5％、紫金鉱業集団（601899/SH）が1.5％、中国旅遊集団中免（601888/SH）が1.4％、国投電力（600886/SH）が1.4％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.01ポイント（0.00％）安の267.41ポイント、深センB株指数が2.76ポイント（0.24％）高の1132.96ポイントで推移している。


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