ハンセン指数 　 　 　　　　　19633.42 +41.99 +0.21％
中国本土株指数（旧H株指数） 6655.32 +15.33 +0.23％
H科技（テック）指数 　　　　　4012.65 +3.52 +0.09％

　23日の香港マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標のハンセン指数が小幅ながら3日続伸している。中国景気の持ち直し期待が強まる流れ。香港で本格化する主要な中国企業の決算報告では、業績改善を示唆する内容が多く、投資家心理を支えている。ただ、外部動向の不透明感で上値は重い。22日の米連邦公開市場委員会（FOMC）で決定された利上げ幅は予想通り0.25％にとどまったものの、パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長はその後の記者会見で、「インフレ鎮静化が最優先」とし、「必要に応じて一段の利上げをする用意がある」と述べている。
　個別では、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD（テンセント・ホールディングス：700/HK）が2.7％高。同社が公表した通期決算は上場来で初めて減収減益となったものの、市場予想ほどではなく、10〜12月期では3四半期ぶりに増収だったことが買い安心感につながった。また、同社は配当の増額も予定している。ほか、主要銘柄の値上がり率は、東方海外(オリエント・オーバーシーズ：316/HK)が16.1％、聯想集団(レノボ・グループ：992/HK)が4.1％、中国神華能源(チャイナ・シェンファ・エナジー：1088/HK)が2.2％、舜宇光学科技(サニー・オプティカル・テクノロジー(グループ)：2382/HK)が1.9％など。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。