30日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時40分現在、主要指標の上海総合指数が前日比15.92ポイント（0.52％）高の3089.62ポイントと3日ぶりに反発している。
　米長期金利の上昇一服が好感される流れ。米利上げの長期化観測がやや後退する中で、昨夜の米債券市場では、米10年債利回りが低下している。人民元安進行の懸念も薄らぐ。中国人民銀行（中央銀行）は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を3日ぶりに元高方向に設定した。外国為替市場では、オフショア人民元（対米ドル）が元高で推移している。
　主要銘柄の値上がり率は、宝信軟件（600845/SH）が7.7％、長城汽車（601633/SH）が3.4％、中国平安保険（601318/SH）が1.9％、貴州茅台酒(600519/SH）が1.8％、富士康工業互聯網（601138/SH）が1.3％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.62ポイント（0.58％）高の281.54ポイント、深センB株指数が4.43ポイント（0.39％）高の1152.86ポイントで推移している。


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