ハンセン指数 　 　 　　　　　19412.33 -314.92 -1.60％
中国本土株指数（旧H株指数） 6588.38 -127.18 -1.89％
H科技（テック）指数 　　　　　3838.46 -78.63 -2.01％

　19日の香港マーケットは、日本時間の午前10時37分現在、主要指標のハンセン指数が反落している。米国の利上げ長期化を警戒。米経済の底堅さを示す経済指標や米連邦準備理事会（FRB）高官の発言を受け、金融引き締めが長期化するとの観測が広がっている。内部面では、人民元安の進行が弱気材料。19日朝方の対米ドル人民元相場はオンショア、オフショアともに1米ドル＝7人民元台を付け、元安方向で推移している。
　また主要7カ国首脳会議（G7サミット）の開幕を受け、地政学的緊張も意識される状況。G7サミットでは、中国を念頭に「経済安保声明」が採択されると報じられている。
　さらに、阿里巴巴集団HD（アリババ・グループ・ホールディング：9988/HK）が5.1％安となり、相場の下げを主導。同社が昨日引け後に発表した2023年1〜3月期決算では、売上高の伸びが引き続き1ケタ台にとどまり、市場予想を下回った。他のテック株も軟調。美団（メイトゥアン：3690/HK）が3.4％、百度集団（バイドゥ：9888/HK）と京東集団（JDドットコム：9618/HK）が各2.9％下落している。


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