5日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比7.03ポイント（0.23％）高の3130.55ポイントと4日続伸している。
　前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国リオープン（経済再開）の進展期待が支援材料だ。新型コロナウイルスを巡っては、首都・北京を含む中国の大都市で、感染拡大ペースが鈍化し、人出が回復傾向を示している。専門家の間からは、「ゼロコロナ」政策解除による感染拡大の波がピークを迎えた可能性がある――との指摘もあった。中国経済対策に対する期待感も根強い。中国人民銀行（中央銀行）は4日、「2023年は各種の金融政策ツールを適時に実施し、合理的で潤沢な流動性を維持する方針」と発表した。
　主要銘柄の値上がり率は、貴州茅台酒(600519/SH）が1.8％、中国平安保険（601318/SH）が1.5％、華能国際電力（600011/SH）が1.4％、海爾智家（600690/SH）が1.3％、内蒙古伊利実業集団（600887/SH）が1.2％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.07ポイント（0.02％）高の283.80ポイント、深センB株指数が1.23ポイント（0.11％）高の1167.08ポイントで推移している。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。