14日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比2.30ポイント（0.07％）高の3238.78ポイントと続伸している。
　前日の好地合いを継ぐ流れ。経済対策の期待感が高まっていることや、通貨安の懸念が薄らいだことが支えだ。中央銀行の中国人民銀行は14日、人民元レートの対米ドル基準値を6日連続で元高方向に設定。外国為替市場では、人民元高・米ドル安が一段と進行している。ただ、上値は重い。週明けに中国の重要経済指標がまとめて報告されるため、結果を見極めたいとするスタンスも漂っている。中国では週明け17日に第2四半期GDP成長率、6月の各種経済統計（小売売上高や鉱工業生産など）、中期貸出ファシリティ（MLF）金利、20日に最優遇貸出金利「ローンプライムレート（LPR）」が報告される予定だ。
　主要銘柄の値上がり率は、彩虹顕示器件（600707/SH）が9.4％、人民網（603000/SH）が7.4％、江蘇長電科技（600584/SH）が6.8％、富士康工業互聯網（601138/SH）が5.0％、中国聯通（600050/SH）が3.7％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.23ポイント（0.09％）高の268.18ポイント、深センB株指数が0.71ポイント（0.06％）安の1162.82ポイントで推移している。


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