ハンセン指数 　 　 　　　　　18854.76 　-255.62 -1.34％
中国本土株指数（旧H株指数） 6374.43 　-115.51 -1.78％
H科技（テック）指数 　　　　　3987.69 　 -28.84 -0.72％

　6日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が続落している。世界景気の先行き不透明感が重しとなる流れ。欧州や米国、中国で公表された景況感指数はそろって軟調な内容だった。中国で前日公表された6月の財新中国サービス業PMIは53.9となり、市場予想（56.2）以上に前月（57.1）から低下。足もとでは、予想を下回る経済指標の発表が相次いでいる。米中の経済対立も不安視。中国が半導体製造に必要な素材の一部を輸出規制すると発表する中、米商務省の報道官は5日、「中国の規制措置には断固反対する」と表明し、同盟国と対応を協議することを明らかにした。それより先、外電は4日、事情に詳しい複数関係者の話として「バイデン米政権は中国企業を対象に、米国のクラウドサービスの利用を制限する準備を進めているもよう」などと報じている。
　主要銘柄の値下がり率は、舜宇光学科技(サニー・オプティカル・テクノロジー(グループ)：2382/HK)が2.7％、碧桂園HD(カントリー・ガーデン・ホールディングス：2007/HK)が2.6％、碧桂園服務HD(カントリー・ガーデン・サービシズ・ホールディングス：6098/HK)が2.5％、新奥能源HD(ENNエナジー：2688/HK)が2.4％、薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス：2269/HK)が2.2％など。このほか、大手銀行株の一角は、権利落ち分により調整前の株価では急落している。


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