2023/03/01 13:27
香港前場:ハンセン3.4%高で7日ぶり反発、上海総合は0.9%上昇
1日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比666.01ポイント(3.37%)高の20451.95ポイントと7日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が260.47ポイント(3.96%)高の6841.94ポイントと4日ぶりにそれぞれ急反発した。売買代金は775億2340万香港ドルに拡大している(2月28日前場は596億7710万香港ドル)。
中国景気の先行き楽観が投資家のリスク選好を高める流れ。朝方公表された2月の製造業購買担当者景気指数(PMI、国家統計局などが集計)は52.6に回復し、市場予想(50.6)以上に前月実績(50.1)から改善した。ほか、取引時間中に発表された民間集計の財新製造業PMIは、前月の49.2→51.6に上昇し、7カ月ぶりに景況感の分かれ目となる50を上回っている。また、中国の衛生当局は先週、「新型コロナウイルス感染拡大は基本的に終息した」と勝利宣言。経済活動の早期正常化も改めて意識されている。ハンセン指数は昨日まで6日続落し、昨年12月30日以来、約2カ月ぶりの安値水準を切り下げていただけに、買い戻しも入りやすかった。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄が急伸。ハンセン科技(テック)指数は5.0%高と他の指数をアウトパフォームした(構成銘柄30は全面高)。個別では、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が8.6%高、企業向けソフトウエア開発大手の金蝶国際軟件集団(268/HK)が8.2%高、EVメーカーの理想汽車(2015/HK)が8.0%高と上げが目立った。
レストランチェーンや酒造の飲食関連も高い。海倫司国際HD(9869/HK)が8.4%、呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)が5.7%、九毛九国際HD(9922/HK)が5.1%、百威亜太HD(1876/HK)が6.4%、華潤ビールHD(291/HK)が4.9%ずつ上昇した。
マカオ・カジノ銘柄もしっかり。永利澳門(1128/HK)が7.2%高、新濠国際発展(200/HK)が6.0%高、美高梅中国HD(2282/HK)が5.4%高、金沙中国(1928/HK)が3.9%高と値を上げた。
通信セクターも物色される。中国電信(728/HK)が8.4%高、中国聯通(762/HK)が7.3%高、中国通信服務(552/HK)が7.9%高、中興通訊(763/HK)が4.7%高、京信通信系統HD(2342/HK)が3.6%高で前場取引を終えた。通信設備メーカー大手の京信通信については、通期決算の純損益が黒字に転換するとの見通しも好感されている。
一方、本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.90%高の3309.06ポイントで取引を終了した。通信株が高い。ハイテク株、金融株、エネルギー株、消費関連株、素材株、公益株、不動産株なども買われている。半面、半導体株は安い。空運株も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国景気の先行き楽観が投資家のリスク選好を高める流れ。朝方公表された2月の製造業購買担当者景気指数(PMI、国家統計局などが集計)は52.6に回復し、市場予想(50.6)以上に前月実績(50.1)から改善した。ほか、取引時間中に発表された民間集計の財新製造業PMIは、前月の49.2→51.6に上昇し、7カ月ぶりに景況感の分かれ目となる50を上回っている。また、中国の衛生当局は先週、「新型コロナウイルス感染拡大は基本的に終息した」と勝利宣言。経済活動の早期正常化も改めて意識されている。ハンセン指数は昨日まで6日続落し、昨年12月30日以来、約2カ月ぶりの安値水準を切り下げていただけに、買い戻しも入りやすかった。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄が急伸。ハンセン科技(テック)指数は5.0%高と他の指数をアウトパフォームした(構成銘柄30は全面高)。個別では、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が8.6%高、企業向けソフトウエア開発大手の金蝶国際軟件集団(268/HK)が8.2%高、EVメーカーの理想汽車(2015/HK)が8.0%高と上げが目立った。
レストランチェーンや酒造の飲食関連も高い。海倫司国際HD(9869/HK)が8.4%、呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)が5.7%、九毛九国際HD(9922/HK)が5.1%、百威亜太HD(1876/HK)が6.4%、華潤ビールHD(291/HK)が4.9%ずつ上昇した。
マカオ・カジノ銘柄もしっかり。永利澳門(1128/HK)が7.2%高、新濠国際発展(200/HK)が6.0%高、美高梅中国HD(2282/HK)が5.4%高、金沙中国(1928/HK)が3.9%高と値を上げた。
通信セクターも物色される。中国電信(728/HK)が8.4%高、中国聯通(762/HK)が7.3%高、中国通信服務(552/HK)が7.9%高、中興通訊(763/HK)が4.7%高、京信通信系統HD(2342/HK)が3.6%高で前場取引を終えた。通信設備メーカー大手の京信通信については、通期決算の純損益が黒字に転換するとの見通しも好感されている。
一方、本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.90%高の3309.06ポイントで取引を終了した。通信株が高い。ハイテク株、金融株、エネルギー株、消費関連株、素材株、公益株、不動産株なども買われている。半面、半導体株は安い。空運株も売られた。
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