2022/12/22 17:32
香港大引:ハンセン2.7%高で大幅続伸、リオープン銘柄に買い
22日の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比518.73ポイント(2.71%)高の19679.22ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が216.14ポイント(3.33%)高の6716.32ポイントと大幅続伸した。売買代金は1014億6910万香港ドルに増加したが依然として低水準にとどまっている(21日は692億8610万香港ドル)。
内外環境の改善で投資家心理が上向く流れ。米景気不安の後退と中国経済対策の期待感が相場を支えている。米国では、12月の米消費者信頼感指数が予想を上回る伸びを示し、8カ月ぶりの高水準を回復した。中国では、国務院(内閣に相当)が2023年のGDP成長を促すため、景気支援に向けた政策措置を迅速に打ち出す方針を改めて示している。また、中国国内で新型コロナウイルスの感染者が急増しているにもかかわらず、リオープン(経済再開)が進んでいる点も材料視された。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は4.6%高と他の指数をアウトパフォームした(構成銘柄30のうち上昇29)。個別では、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が11.2%高、高性能データセンター開発・運営の万国数拠HD(9698/HK)が8.8%高、動画配信プラットフォームのビリビリ(9626/HK)が9.6%高と上げが目立っている。
レストランチェーンなど外食関連も高い。呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が15.7%、海底撈国際HD(6862/HK)が7.6%、九毛九国際HD(9922/HK)が6.3%、海倫司国際HD(9869/HK)が4.1%ずつ上昇した。
マカオのカジノ銘柄もしっかり。澳門博彩HD(880/HK)が4.6%高、美高梅中国HD(2282/HK)と新濠国際発展(200/HK)がそろって4.1%高、永利澳門(1128/HK)が3.2%高で取引を終えた。
スポーツ用品や家電、小売の消費関連も物色される。李寧(2331/HK)が7.4%高、特歩国際(1368/HK)が5.0%高、安踏体育用品(2020/HK)が4.9%高、創維集団(751/HK)が8.8%高、海信家電集団(921/HK)が3.7%高、北京京客隆商業集団(814/HK)が7.7%高、中国旅遊集団中免(1880/HK)が3.8%高で引けた。スポーツ用品株については、昨夜の米株市場で同業のナイキが急伸したこともプラス。ナイキの9〜11月期業績が大幅に上振れた点を踏まえ、アナリストの間からは「中国販売はリオープンにより、需要が今後伸びる」との声が聞かれた。
一方、本土マーケットは6日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.46%安の3054.43ポイントで取引を終了した。発電株が安い。石炭株、医薬品株、素材株、エネルギー株、ハイテク株、インフラ関連株、不動産株なども売られた。半面、消費関連株は高い。銀行・保険株、空運株も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
内外環境の改善で投資家心理が上向く流れ。米景気不安の後退と中国経済対策の期待感が相場を支えている。米国では、12月の米消費者信頼感指数が予想を上回る伸びを示し、8カ月ぶりの高水準を回復した。中国では、国務院(内閣に相当)が2023年のGDP成長を促すため、景気支援に向けた政策措置を迅速に打ち出す方針を改めて示している。また、中国国内で新型コロナウイルスの感染者が急増しているにもかかわらず、リオープン(経済再開)が進んでいる点も材料視された。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は4.6%高と他の指数をアウトパフォームした(構成銘柄30のうち上昇29)。個別では、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が11.2%高、高性能データセンター開発・運営の万国数拠HD(9698/HK)が8.8%高、動画配信プラットフォームのビリビリ(9626/HK)が9.6%高と上げが目立っている。
レストランチェーンなど外食関連も高い。呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が15.7%、海底撈国際HD(6862/HK)が7.6%、九毛九国際HD(9922/HK)が6.3%、海倫司国際HD(9869/HK)が4.1%ずつ上昇した。
マカオのカジノ銘柄もしっかり。澳門博彩HD(880/HK)が4.6%高、美高梅中国HD(2282/HK)と新濠国際発展(200/HK)がそろって4.1%高、永利澳門(1128/HK)が3.2%高で取引を終えた。
スポーツ用品や家電、小売の消費関連も物色される。李寧(2331/HK)が7.4%高、特歩国際(1368/HK)が5.0%高、安踏体育用品(2020/HK)が4.9%高、創維集団(751/HK)が8.8%高、海信家電集団(921/HK)が3.7%高、北京京客隆商業集団(814/HK)が7.7%高、中国旅遊集団中免(1880/HK)が3.8%高で引けた。スポーツ用品株については、昨夜の米株市場で同業のナイキが急伸したこともプラス。ナイキの9〜11月期業績が大幅に上振れた点を踏まえ、アナリストの間からは「中国販売はリオープンにより、需要が今後伸びる」との声が聞かれた。
一方、本土マーケットは6日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.46%安の3054.43ポイントで取引を終了した。発電株が安い。石炭株、医薬品株、素材株、エネルギー株、ハイテク株、インフラ関連株、不動産株なども売られた。半面、消費関連株は高い。銀行・保険株、空運株も買われた。
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