4日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時43分現在、主要指標の上海総合指数が前日比2.40ポイント（0.08％）高の3118.91ポイントと小幅ながら3日続伸している。
　中国経済対策の期待感が持続する流れ。12月の中国製造業PMI（国家統計局などが集計）が大幅に下振れたことを受け、「当局は景気テコ入れスタンスを強める」との観測が広がっている。ただ、上値は限定的。中国人民銀行（中央銀行）の資金吸収スタンスが重しだ。人民銀は朝方、リバースレポ取引により30億人民元を市中に供給したが、満期到来分との差引では3270億人民元の吸収超だった。人民銀は前日も差引5340億人民元を市中から引き揚げている。
　主要銘柄の値上がり率は、新城控股集団（601155/SH）が4.1％、薬明康徳（603259/SH）が2.3％、中国平安保険（601318/SH）が1.3％、中国郵政儲蓄銀行（601658/SH）が1.3％、中信証券（600030/SH）が1.1％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.18ポイント（0.06％）安の284.46ポイント、深センB株指数が0.32ポイント（0.03％）安の1160.36ポイントで推移している。


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