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2023/01/27 13:32

香港前場:ハンセン0.1%安で3日ぶり反落、テック指数は0.2%上昇 無料記事

 27日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比11.51ポイント(0.05%)安の22555.27ポイントと3日ぶりに反落する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は13.93ポイント(0.18%)高の7720.65ポイントと3日続伸した。売買代金は543億8200万香港ドルにやや縮小している(26日前場は658億2200万香港ドル)。
 売り圧力が意識される流れ。ハンセン指数は前日に急伸し、足もとで約11カ月ぶりの高値水準を回復していた。もっとも、下値は限定的。中国景気の持ち直し期待や、昨夜の米株高が相場を支えた。香港の春節(旧正月)連休期間に香港域内やマカオ、本土各地で観光や娯楽、小売などの消費活動が活発化したことを引き続きプラス材料として意識している。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が3.5%安、パソコン(PC)世界大手の聯想集団(992/HK)が2.8%安、自動車ディーラー中国大手の中升集団HD(881/HK)が2.2%安と下げが目立っている。
 セクター別では、太陽光や風力など再生可能エネルギー発電が安い。上記した信義光能のほか、協キン科技HD(3800/HK)が3.1%、福莱特玻璃集団(6865/HK)が2.9%、新特能源(1799/HK)が2.3%、龍源電力集団(916/HK)と新疆金風科技(2208/HK)がそろって3.0%ずつ下落した。
 医薬品・医療機器もさえない。百済神州(6160/HK)が2.3%安、上海復星医薬集団(2196/HK)が1.5%安、薬明生物技術(2269/HK)が1.3%安、微創医療科学(853/HK)が2.6%安、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が2.2%安で引けた。
 半面、「ニューエコノミー」銘柄の一角はしっかり。ハンセン科技(テック)指数は0.2%高と3日続伸した。個別では、画像処理ソフト中国最大手の商湯集団(20/HK)が12.4%高、電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(9618/HK)とインターネットサービス大手の百度集団(9888/HK)がそろって1.5%高と上げが目立っている。
 中国不動産セクターも高い。碧桂園HD(2007/HK)が3.6%、龍湖集団HD(960/HK)が3.5%、雅居楽集団(3383/HK)が1.9%、中国金茂HD(817/HK)が1.6%ずつ上昇した。
 一方、本土市場は今週いっぱい、春節で休場となっている(週明け30日に取引再開)。



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