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2023/11/28 13:35

香港前場:ハンセン0.6%安で3日続落、上海総合は0.1%上昇 無料記事

 28日前場の香港マーケットは、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比105.64ポイント(0.60%)安の17419.42ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が43.56ポイント(0.72%)安の5981.66ポイントとそろって3日続落した。売買代金は435億8650万香港ドルとなっている(27日前場は402億7750万香港ドル)。
 投資家の慎重スタンスが継続する流れ。米中の景気不安が重しだ。米国では、11月のダラス連銀製造業活動指数が予想外に悪化し、10月の新築住宅販売が前月比で減少した。中国で27日公表された今年10月の工業企業利益総額は、前年同月比2.7%増にとどまり、伸びは前月の11.9%から大幅に鈍化している。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。米長期金利の低下や、中国経済対策の期待感などが支えだ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が3.3%安、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が3.1%安、中堅行の招商銀行(3968/HK)が2.9%安と下げが目立った。
 セクター別では、中国の不動産が安い。中国海外宏洋集団(81/HK)が5.5%、遠洋集団HD(3377/HK)が5.0%、世茂集団HD(813/HK)が4.1%、広州富力地産(2777/HK)が3.1%ずつ下落した。当局は強力な業界支援策を打ち出したが、実効性に不透明感がくすぶっている。
 天然ガス関連もさえない。中国燃気HD(384/HK)が5.9%安、昆侖能源(135/HK)と華潤燃気HD(1193/HK)がそろって2.2%安、港華智慧能源(1083/HK)が1.8%安で前場取引を終えた。都市ガス供給の中国燃気については、業績不振もネガティブ材料。同社が昨日引け後に報告した中間決算は、不動産市況の低迷を背景に、一般家庭の新規ユーザーが大幅減少し、4割減益を強いられた。
 空運セクターも売られる。中国国際航空(753/HK)が3.5%安、中国東方航空(670/HK)が2.7%安、中国南方航空(1055/HK)が1.8%安、国泰航空(293/HK)が1.7%安で引けた。
 半面、スマートフォン部材・組立の銘柄群は物色される。瑞声科技HD(2018/HK)が7.8%高、丘タイ科技(1478/HK)が6.8%高、舜宇光学科技(2382/HK)と高偉電子(1415/HK)がそろって4.3%高、小米集団(1810/HK)が3.4%高と値を上げた。
 医薬セクターもしっかり。翰森製薬集団(3692/HK)が5.2%、康希諾生物(6185/HK)が4.3%、石薬集団(1093/HK)が2.9%、華潤医薬集団(3320/HK)が2.0%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットは3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.10%高の3034.80ポイントで前場の取引を終了した。医薬株が高い。自動車株、素材株、インフラ関連株、ハイテク株の一角なども買われた。半面、不動産株は安い。金融株、エネルギー株、運輸株、公益株、メディア・娯楽株も売られた。


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