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2023/11/21 16:36

中国大引:上海総合0.01%安で3日ぶり小反落、ハイテク株に売り 無料記事

 21日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比0.39ポイント(0.01%)安の3067.93ポイントと小幅ながら3日ぶりに反落した。
 売り圧力が意識される流れ。指数は10月の安値から160ポイント超上昇しただけに、戻り売りが優勢となっている。経済対策の期待感や人民元高の進行などを手がかりに、指数は心理的節目の3100ポイントに接近する場面がみられた(高値は3089.77ポイント)。また、半導体分野を巡る米中の対立も蒸し返されている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクが安い。半導体装置メーカーの吉林華微電子(600360/SH)が3.6%、アナログ半導体チップの中電科芯片技術(600877/SH)が3.2%、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が2.8%、スマートシティ関連の雲賽智聯(600602/SH)が2.6%ずつ下落した。
 発電株もさえない。華能国際電力(600011/SH)が1.3%安、国投電力(600886/SH)と国電電力発展(600795/SH)、華電国際電力(600027/SH)がそろって1.0%安で引けた。証券株、自動車株、軍事関連株なども売られている。
 半面、不動産株は高い。新城控股集団(601155/SH)が5.2%、金地集団(600383/SH)が3.5%、華遠地産(600743/SH)が3.7%、保利地産(600048/SH)が1.8%ずつ上昇した。不動産デベロッパー支援の動きを材料視。当局はデベロッパーの資金調達支援に向け、「ホワイトリスト」の作成を進めているもよう――などと報じられた。このほか、エネルギー株、食品・酒造株、銀行株、運輸株も買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.65ポイント(0.28%)高の233.61ポイント、深センB株指数が1.34ポイント(0.12%)高の1082.20ポイントで終了した。



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