2024/01/08 13:30
香港前場:ハンセン2.0%安で5日続落、上海総合は0.9%下落
8日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比337.99ポイント(2.04%)安の16197.34ポイントと5日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も137.83ポイント(2.46%)安の5469.15ポイントと続落した。売買代金は479億660万香港ドルとなっている(5日前場は440億90万香港ドル)。
米長期金利の上昇が嫌気される流れ。早期の米利下げ観測が後退する中、5日の米債券市場では米10年債利回りが再び4.0%台を回復している。また、民営ノンバンク系資産運用会社、中植企業集団有限公司が破産したこともネガティブ。中国経済の先行き不安も強まっている。中国の金融緩和期待などで朝方は下げ渋る場面がみられたものの、指数は徐々に下げの勢いを増した。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行。ハンセン科技(テック)指数は3.2%安と他の指数をアンダーパフォームした(構成する30銘柄は全面安)。個別では、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が9.2%安、データセンター開発・運営の万国数拠HD(9698/HK)が6.3%安、動画配信プラットフォーム大手のビリビリ(9626/HK)が5.9%安と下げが目立っている。自動車株は軒並み安。中国恒大新能源汽車集団(708/HK)が8日、売買を一時停止したことも不安材料となった。
医薬セクターも安い。薬明生物技術(2269/HK)が5.3%、石薬集団(1093/HK)が3.9%、緑葉製薬集団(2186/HK)が4.8%、四環医薬HD集団(460/HK)が3.2%ずつ下落した。
中国不動産セクターも急落。中国海外宏洋集団(81/HK)が4.0%安、合景泰富集団HD(1813/HK)が3.8%安、旭輝(884/HK)が3.6%安、中国海外発展(688/HK)が3.3%安で引けた。中国海外発展が報告した12月の営業実績は、不動産成約額が前年同月比で40.1%減。物件販売の低迷が続いていることを懸念した。
レストランチェーンや酒造の飲食関連もさえない。九毛九国際HD(9922/HK)が5.1%安、海倫司国際HD(9869/HK)が4.4%安、海底撈国際HD(6862/HK)が3.2%安、青島ビール(168/HK)が3.1%安、華潤ビールHD(291/HK)が2.1%安で前場取引を終えた。
一方、本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.91%安の2902.40ポイントで前場の取引を終了した。ハイテク株が安い。不動産株、消費関連株、医薬株、インフラ関連株、素材株、金融株なども売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米長期金利の上昇が嫌気される流れ。早期の米利下げ観測が後退する中、5日の米債券市場では米10年債利回りが再び4.0%台を回復している。また、民営ノンバンク系資産運用会社、中植企業集団有限公司が破産したこともネガティブ。中国経済の先行き不安も強まっている。中国の金融緩和期待などで朝方は下げ渋る場面がみられたものの、指数は徐々に下げの勢いを増した。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行。ハンセン科技(テック)指数は3.2%安と他の指数をアンダーパフォームした(構成する30銘柄は全面安)。個別では、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が9.2%安、データセンター開発・運営の万国数拠HD(9698/HK)が6.3%安、動画配信プラットフォーム大手のビリビリ(9626/HK)が5.9%安と下げが目立っている。自動車株は軒並み安。中国恒大新能源汽車集団(708/HK)が8日、売買を一時停止したことも不安材料となった。
医薬セクターも安い。薬明生物技術(2269/HK)が5.3%、石薬集団(1093/HK)が3.9%、緑葉製薬集団(2186/HK)が4.8%、四環医薬HD集団(460/HK)が3.2%ずつ下落した。
中国不動産セクターも急落。中国海外宏洋集団(81/HK)が4.0%安、合景泰富集団HD(1813/HK)が3.8%安、旭輝(884/HK)が3.6%安、中国海外発展(688/HK)が3.3%安で引けた。中国海外発展が報告した12月の営業実績は、不動産成約額が前年同月比で40.1%減。物件販売の低迷が続いていることを懸念した。
レストランチェーンや酒造の飲食関連もさえない。九毛九国際HD(9922/HK)が5.1%安、海倫司国際HD(9869/HK)が4.4%安、海底撈国際HD(6862/HK)が3.2%安、青島ビール(168/HK)が3.1%安、華潤ビールHD(291/HK)が2.1%安で前場取引を終えた。
一方、本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.91%安の2902.40ポイントで前場の取引を終了した。ハイテク株が安い。不動産株、消費関連株、医薬株、インフラ関連株、素材株、金融株なども売られた。
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