2024/04/09 13:37
香港前場:ハンセン0.6%高で続伸、上海総合0.2%下落
9日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比91.51ポイント(0.55%)高の16824.36ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が23.79ポイント(0.41%)高の5892.76ポイントと続伸した。売買代金は460億4780万香港ドルに縮小している(8日の前場は605億8770万香港ドル)。
当局の政策スタンスが支えとなる流れ。香港当局は低迷する株式市場をテコ入れするため、更なる施策を打ち出す見通しだ。また、中国の経済対策に対する期待感も持続している。ただ、買い一巡後は上値が重い。米中の指標発表が気がかり材料だ。米国では10日、3月の米消費者物価指数(CPI)、中国では11日に3月の物価統計、12日に同月の貿易統計がそれぞれ公表される。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が6.3%高、ビールメーカー大手の百威亜太HD(1876/HK)が3.4%高、オンラインゲーム大手の網易(9999/HK)が3.3%高と上げが目立った。
セクター別では、レアアース・非鉄が高い。希土類製品・耐火材大手の中国稀土HD(769/HK)が8.1%、リチウム製品の江西カン鋒リ業(1772/HK)が7.0%、希土類磁石メーカー大手の江西金力永磁科技(6680/HK)が4.1%、ニッケル大手の新疆新キン鉱業(3833/HK)が3.7%、エネルギー・資源会社の中信資源HD(1205/HK)が3.0%ずつ上昇した。
半導体セクターもしっかり。ASMPT(522/HK)が4.0%高、華虹半導体(1347/HK)が2.8%高、上海復旦微電子集団(1385/HK)が2.0%高、晶門半導体(2878/HK)が1.8%高で前場取引を終えた。
自動車セクターも物色される。長城汽車(2333/HK)が7.5%高、中国恒大新能源汽車集団(708/HK)が4.4%高、小鵬汽車(9868/HK)が3.4%高、東風汽車集団(489/HK)が3.2%高で引けた。
他の個別株動向では、アパレル大手の思捷環球HD(330/HK)が56.9%高。同社が8日夜、ベルギー子会社が破産申請したと発表したことを受け、組織再編が急ピッチに進展すると期待された。思捷環球の業績は2022年以降、欧州事業の低迷などで赤字が続いている。
一方、本土マーケットは4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.15%安の3042.37ポイントで前場の取引を終了した。エネルギー株が安い。公益株、銀行・保険株、海運株、酒造株なども売られた。半面、素材株は高い。不動産株、医薬株、証券株、ハイテク株の一角も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
当局の政策スタンスが支えとなる流れ。香港当局は低迷する株式市場をテコ入れするため、更なる施策を打ち出す見通しだ。また、中国の経済対策に対する期待感も持続している。ただ、買い一巡後は上値が重い。米中の指標発表が気がかり材料だ。米国では10日、3月の米消費者物価指数(CPI)、中国では11日に3月の物価統計、12日に同月の貿易統計がそれぞれ公表される。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が6.3%高、ビールメーカー大手の百威亜太HD(1876/HK)が3.4%高、オンラインゲーム大手の網易(9999/HK)が3.3%高と上げが目立った。
セクター別では、レアアース・非鉄が高い。希土類製品・耐火材大手の中国稀土HD(769/HK)が8.1%、リチウム製品の江西カン鋒リ業(1772/HK)が7.0%、希土類磁石メーカー大手の江西金力永磁科技(6680/HK)が4.1%、ニッケル大手の新疆新キン鉱業(3833/HK)が3.7%、エネルギー・資源会社の中信資源HD(1205/HK)が3.0%ずつ上昇した。
半導体セクターもしっかり。ASMPT(522/HK)が4.0%高、華虹半導体(1347/HK)が2.8%高、上海復旦微電子集団(1385/HK)が2.0%高、晶門半導体(2878/HK)が1.8%高で前場取引を終えた。
自動車セクターも物色される。長城汽車(2333/HK)が7.5%高、中国恒大新能源汽車集団(708/HK)が4.4%高、小鵬汽車(9868/HK)が3.4%高、東風汽車集団(489/HK)が3.2%高で引けた。
他の個別株動向では、アパレル大手の思捷環球HD(330/HK)が56.9%高。同社が8日夜、ベルギー子会社が破産申請したと発表したことを受け、組織再編が急ピッチに進展すると期待された。思捷環球の業績は2022年以降、欧州事業の低迷などで赤字が続いている。
一方、本土マーケットは4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.15%安の3042.37ポイントで前場の取引を終了した。エネルギー株が安い。公益株、銀行・保険株、海運株、酒造株なども売られた。半面、素材株は高い。不動産株、医薬株、証券株、ハイテク株の一角も買われた。
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