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2023/08/08 10:58

本土株:上海総合は0.4%安で続落、上海B株は0.2%安 無料記事

 8日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数が前日比13.51ポイント(0.41%)安の3255.32ポイントと続落している。
 投資家心理が冷やされる流れ。人民元安の進行や、地方政府の債務問題が懸念材料として意識された。中国人民銀行(中央銀行)は8日、人民元レートの対米ドル基準値を3営業日ぶりに元安方向で設定。外国為替市場では人民元安・米ドル高が進み、約3週ぶりの元安水準で推移している。債務問題を巡っては、「中国の地方政府傘下で、インフラ建設などの資金調達を担う投資会社、地方融資プラットフォーム(LGFV)の資金繰りが一段と悪化しているもよう」と報じられた。
 また、中国では今週から7月経済指標の発表が相次ぐことも買いを手控えさせている。きょう8日に貿易統計、あす9日に物価統計、15日に鉱工業生産や小売売上高、中期貸出ファシリティ(MLF)金利など。金融統計も15日までに公表される。
 主要銘柄の値下がり率は、中信証券(600030/SH)が3.4%、中国銀河証券(601881/SH)が3.1%、華泰証券(601688/SH)が2.4%、中国太平洋保険(601601/SH)が2.2%、中国平安保険(601318/SH)が1.9%など。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.50ポイント(0.18%)安の274.74ポイント、深センB株指数が0.05ポイント(0.00%)高の1212.75ポイントで推移している。


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