ハンセン指数 　 　 　　　　　　19649.14 -55.87 -0.28％
中国本土株指数（旧H株指数） 7066.36 -24.50 -0.35％
H科技（テック）指数 　　　　　 4379.61 -32.36 -0.76％

　21日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が4日ぶりに反落している。外部環境の不透明感が嫌気される流れ。決算発表後のエヌビディア株急落や、東欧地域の地政学リスクがマイナス材料だ。半導体大手エヌビディアの24年8〜10月期決算は純利益が前年同期比で約2.1倍に拡大し、予想も上回ったものの、24年11月〜25年1月期の売上高見通しが一部の高い期待にとどかず、時間外取引で株価は急落している。東欧地域の地政学リスクを巡っては、ウクライナ軍が20日、英国製の巡航ミサイルをロシア領内に発射。長距離射程兵器の使用は、19日の米国製ミサイルに次ぐものだ。米国務省はウクライナがロシアの大規模攻撃を受ける可能性があるとして、首都キーウの米大使館を閉鎖すると発表している。
　ただ、下値は限定的。中国経済の回復遅れが警戒される中、当局は追加の支援策を打ち出すとの期待が根強い状況だ。金融政策に関しては、年内に預金準備率が引き下げられるとの観測が流れている。
　主要銘柄の値下がり率は、周大福珠宝集団(チョウ・タイ・フック・ジュエリー・グループ：1929/HK)が1.9％、AIAグループ(1299/HK)が1.8％、吉利汽車HD(ジーリー・オートモービル・ホールディングス：175/HK)が1.7％、李寧(リーニン：2331/HK)が1.5％、中升集団HD(ヂョンシェン・グループ・ホールディングス：881/HK)が1.3％など。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。