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2024/11/11 11:18

本土株:上海総合は0.3%安で続落、上海B株も0.3%安 無料記事

 週明け11日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前営業日比9.26ポイント(0.27%)安の3443.04ポイントと続落している。
 投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国経済対策に対する不透明感や、中国のデフレ進行がマイナス材料だ。中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は8日までの会議で、地方政府の債務問題に10兆人民元(約210兆円)を投じることを決定したが、アナリストの間からは、市場への直接資金投入は盛り込まれず、全体として新味にも欠けていると指摘されている。9日に公表された10月の物価統計では、消費者物価指数(CPI)の上昇率が前年同月比0.3%となり、市場予想(0.4%)を下回った。生産者物価指数(PPI)はマイナス2.9%となり、予想(マイナス2.5%)以上に低下している。内需の弱さが示唆された。
 主要銘柄の値下がり率は、中信証券(600030/SH)が3.6%、中国人寿保険(601628/SH)が2.6%、紫金鉱業集団(601899/SH)が2.2%、富士康工業互聯網(601138/SH)が2.0%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.90ポイント(0.32%)安の282.78ポイント、深センB株指数が4.99ポイント(0.39%)高の1275.85ポイントで推移している。


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