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2024/10/03 13:25

香港前場:ハンセン3.1%安で7日ぶり反落、本土は休場 無料記事

 3日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比700.55ポイント(3.12%)安の21743.18ポイントと7日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が276.46ポイント(3.44%)安の7764.81ポイントと14日ぶりにそれぞれ反落した。売買代金は1808億2770万香港ドルに縮小している(2日前場は2353億8240万香港ドル)。
 利益確定売りが優勢となる流れ。ハンセン指数はこのところ連日で急騰し(6連騰で累計23%上昇)、足元では昨年1月27日以来、約1年8カ月ぶりの高値水準に達していた。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国の相次ぐ景気刺激策を追い風に、投資家心理が上向いている。投資ファンドやブローカー、金融機関などは、中国株の投資判断を相次ぎ上方修正した。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が13.0%安、自動車ディーラー大手の中升集団HD(881/HK)が12.6%安、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が10.8%安と下げが目立った。
 セクター別では、中国の不動産が急反落。上記した龍湖集団のほか、旭輝(884/HK)が21.6%安、世茂集団HD(813/HK)が19.6%安、融創中国HD(1918/HK)が19.3%安、合景泰富地産(1813/HK)が15.6%安と値を下げている。同セクターは前日まで、相次ぐ不動産支援策を材料に、連日で2ケタ台の
上昇を続けていた。
 自動車セクターも安い。小鵬汽車(9868/HK)が9.3%、蔚来集団(9866/HK)が8.5%、理想汽車(2015/HK)が5.5%、華晨中国汽車HD(1114/HK)が5.1%ずつ下落した。
 エアラインやツアー会社、カジノ、映画などレジャー関連も売られる。中国国際航空(753/HK)が7.6%安、中国東方航空(670/HK)が5.8%安、同程旅行HD(780/HK)が4.3%安、携程集団(9961/HK)が3.3%安、新濠国際発展(200/HK)が8.0%安、銀河娯楽集団(27/HK)が6.7%安、猫眼娯楽(1896/HK)が9.8%安、阿里巴巴影業集団(1060/HK)が7.4%安で引けた。
 一方、本土市場は国慶節連休で10月1〜7日が休場。8日に取引を再開する。



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