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2024/10/28 10:56

本土株:上海総合は0.5%安で反落、深センB株は0.1%高 無料記事

 週明け28日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数が前営業日比15.30ポイント(0.46%)安の3284.40ポイントと反落している。
 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中国企業の業績動向が気がかりだ。本土・香港マーケットでは1〜9月期決算の発表が本格化している。今週は時価総額上位のエネルギーや大手銀などの業績発表が集中する予定だ。また、9月の工業企業利益が前年同月比で27.1%減少し、減少率が8月の17.8%から9.3ポイント拡大したことも不安視されている。
 もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が支えだ。11月4〜8日の日程で開催される全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第12回会議では、財政出動の具体的な内容が公表されると予想されている。財政部の藍仏安・部長は今月12日の記者会見で、「財政赤字を拡大させる余地がある」と述べ、追加の財政出動で景気を下支えする方針を示した。
 主要銘柄の値下がり率は、中国石油天然気(601857/SH)が1.7%、中国電信(601728/SH)が1.6%、貴州茅台酒(600519/SH)が1.5%、中国農業銀行(601288/SH)が1.2%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.95ポイント(0.71%)高の277.20ポイント、深センB株指数が1.46ポイント(0.12%)高の1249.91ポイントで推移している。


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