30日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数が前日比2.70ポイント（0.08％）高の3289.11ポイントと反発している。
　中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。一部外電が29日報じたところによれば、11月4〜8日に開催される全国人民代表大会（全人代、国会に相当）常務委員会の第12回会議では、今後数年で最大10兆人民元超の債券を追加発行し、中国経済を振興させることを検討する見通しだ。
　ただ、上値は重い。国内景気の先行き不安がくすぶっているほか、中国指標の発表が気がかり材料だ。また、先端技術分野の投資を巡り、米中対立が深まっていることも不安視されている。
　主要銘柄の値上がり率は、中国西電電気（601179/SH）が7.6％、永輝超市（601933/SH）が5.7％、上海復星医薬集団（600196/SH）が4.5％、中国人民保険集団（601319/SH）が2.1％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.38ポイント（1.21％）安の274.85ポイント、深センB株指数が7.69ポイント（0.62％）安の1232.15ポイントで推移している。


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