2024/11/29 13:32
香港前場:ハンセン1.3%高で反発、上海総合は1.6%上昇
29日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比249.48ポイント(1.29%)高の19616.44ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も100.80ポイント(1.46%)高の7025.31ポイントと反発した。売買代金は726億7240万香港ドルとなっている(28日前場は638億1730万香港ドル)。
人民元安進行の一服が好感される流れ。中国人民銀行(中央銀行)は29日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を前日に続き元高方向に設定した。29日の外国為替市場では、人民元が11月中旬の水準まで上昇している。中国の追加経済対策に対する期待感も持続。市場には、年内に預金準備率が引き下げられるとの観測も流れている。中国指標の発表を前に、朝方は弱含む場面がみられたものの、本土株上昇をにらみながら、香港の各指数は上げ幅を徐々に広げた。中国ではあす30日に11月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)と非製造業PMI、12月2日に民間集計の財新・中国製造業PMI、4日に財新・中国サービス業PMIが4日に発表される。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(6862/HK)とICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)がそろって6.6%高、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が5.5%高と上げが目立った。
セクター別では、半導体が高い。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が5.2%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が4.7%、ASMPT(522/HK)が3.4%ずつ上昇した。
中国の不動産セクターも急伸。世茂集団HD(813/HK)が8.5%高、万科企業(2202/HK)が6.8%高、旭輝(884/HK)が6.5%高、広州富力地産(2777/HK)が5.0%高で前場取引を終えた。
中国の証券・保険セクターも物色される。招商証券(6099/HK)が14.1%高、申万宏源集団(6806/HK)が8.1%高、中州証券(1375/HK)が8.6%高、新華人寿保険(1336/HK)が5.6%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.9%高と値を上げた。
半面、空運・海運セクターの一角はさえない。中国国際航空(753/HK)が2.2%、中国南方航空(1055/HK)が2.1%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が1.7%、太平洋航運集団(2343/HK)が1.6%ずつ下落した。
一方、本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.59%高の3348.20ポイントで前場取引を終了した。ハイテク株が高い。消費関連株、医薬株、資源・素材株、金融株、不動産株、公益株、インフラ関連株なども買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
人民元安進行の一服が好感される流れ。中国人民銀行(中央銀行)は29日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を前日に続き元高方向に設定した。29日の外国為替市場では、人民元が11月中旬の水準まで上昇している。中国の追加経済対策に対する期待感も持続。市場には、年内に預金準備率が引き下げられるとの観測も流れている。中国指標の発表を前に、朝方は弱含む場面がみられたものの、本土株上昇をにらみながら、香港の各指数は上げ幅を徐々に広げた。中国ではあす30日に11月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)と非製造業PMI、12月2日に民間集計の財新・中国製造業PMI、4日に財新・中国サービス業PMIが4日に発表される。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(6862/HK)とICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)がそろって6.6%高、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が5.5%高と上げが目立った。
セクター別では、半導体が高い。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が5.2%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が4.7%、ASMPT(522/HK)が3.4%ずつ上昇した。
中国の不動産セクターも急伸。世茂集団HD(813/HK)が8.5%高、万科企業(2202/HK)が6.8%高、旭輝(884/HK)が6.5%高、広州富力地産(2777/HK)が5.0%高で前場取引を終えた。
中国の証券・保険セクターも物色される。招商証券(6099/HK)が14.1%高、申万宏源集団(6806/HK)が8.1%高、中州証券(1375/HK)が8.6%高、新華人寿保険(1336/HK)が5.6%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.9%高と値を上げた。
半面、空運・海運セクターの一角はさえない。中国国際航空(753/HK)が2.2%、中国南方航空(1055/HK)が2.1%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が1.7%、太平洋航運集団(2343/HK)が1.6%ずつ下落した。
一方、本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.59%高の3348.20ポイントで前場取引を終了した。ハイテク株が高い。消費関連株、医薬株、資源・素材株、金融株、不動産株、公益株、インフラ関連株なども買われた。
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