27日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比1.92ポイント（0.06％）安の3396.15ポイントと反落している。
　様子見ムードが漂う流れ。新規材料に乏しい中、年末に向かい積極的な売買が手控えられている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が続いている。なお、寄り付き直後に公表された11月の工業企業利益については、前年同月比7.3％減と4カ月連続のマイナス成長となった。ただ、減少率は9月の27.1％、10月の10.0％から縮小が続いている。
　主要銘柄の値下がり率は、富士康工業互聯網（601138/SH）が1.6％、通威（600438/SH）が1.6％、永輝超市（601933/SH）が1.3％、中国工商銀行（601398/SH）が1.0％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.42ポイント（0.16％）高の267.46ポイント、深センB株指数が1.33ポイント（0.11％）高の1216.15ポイントで推移している。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。