ハンセン指数 　 　 　　　　　　19295.78 +65.81 +0.34％
中国本土株指数（旧H株指数） 6919.18 +32.13 +0.47％
H科技（テック）指数 　　　　　 4272.93 +26.73 +0.63％

　週明け25日の香港マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標のハンセン指数が3日ぶりに反発している。米株高が好感される流れ。先週末の米株市場では、米景況感指数の上振れを受け、主要指標のNYダウが前日比1.0％高と3日続伸し、11日に付けた史上最高値を更新した。中国経済対策に対する期待感も根強い。中国の国務院（内閣に相当）は22日の常務会議で、「プラットフォーム経済」の健全な発展を促す方針を示した。ただ、上値は限定的。米中関係の悪化懸念が重しだ。米政府は22日、新疆ウイグル自治区で少数民族が強制労働させられている問題に関与したとして、新たに中国企業30社を禁輸対象リストに追加したと発表している。また、「保護主義」的なトランプ次期米政権の対中圧力により、中国経済が下押すとの不安も続いた。
　主要銘柄の値上がり率は、吉利汽車HD(ジーリー・オートモービル・ホールディングス：175/HK)が2.7％、比亜迪(BYD：1211/HK)が2.6％、理想汽車(リ・オート：2015/HK)が2.5％、聯想集団(レノボ・グループ：992/HK)が2.4％、舜宇光学科技(サニー・オプティカル・テクノロジー(グループ)：2382/HK)が2.4％など。
　なお、株価指数を算出するハンセン・インデックシズ（HSI）は22日引け後、四半期ごとに行っている指数構成銘柄の定期見直しの結果を発表した。ハンセン指数構成銘柄に新規採用が決まった快手科技（クアイショウ・テクノロジー：1024/HK）が2.6％高、新東方教育科技集団（ニュー・オリエンタル・エデュケーション・アンド・テクノロジー・グループ：9901/HK）が3.4％高、除外される新世界発展（ニュー・ワールド・ディベロップメント：17/HK）が4.0％安で推移。変更は12月9日付で発効し、構成銘柄は82→83銘柄に増加する。


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