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2024/12/10 10:56

本土株:上海総合は1.9%高で反発、深センB株は2.2%高 無料記事

 10日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前日比63.30ポイント(1.86%)高の3465.84ポイントと反発している。
 中国経済対策の期待感が相場を押し上げる流れ。翌年の経済政策方針を決める中国の重要会議「中央経済工作会議」が11〜12日に開催される見通しと伝わる中、中央政治局会議が9日開催された。政治局会議では、来年は「より積極的な財政政策」と「適度に緩和的な金融政策」を実施する方針が確認されている。金融政策で「適度に緩和的な金融政策」との文言が盛り込まれたのは、リーマン・ショック後以来14年ぶりだ。そのほか、今回初めて住宅市場と株式市場の安定化を図る方針も示されている。また、李強・首相は9日、国際通貨基金(IMF)や世界銀行など国際機関10団体の代表らとの会合で、中国内需の拡大に向け、マクロ経済政策の強化などあらゆる手段を講じていくと表明した。
 主要銘柄の値上がり率は、仏山市海天調味食品(603288/SH)が4.3%、中国人寿保険(601628/SH)が4.0%、中信証券(600030/SH)が3.2%、貴州茅台酒(600519/SH)が3.7%、招商銀行(600036/SH)が3.2%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.78ポイント(1.35%)高の282.77ポイント、深センB株指数が27.20ポイント(2.20%)高の1261.99ポイントで推移している。


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